ぺりかん大佐&ソラ・ニー共同雑文
【肝試し】
きもだめし


  

ぺりは、密かに想いを寄せている、同じ班のミナちゃんに声をかけた。

ぺり「俺らと一緒に行けへんか?」
ミナ「う・うん。いいよ。ちょうど、4人で誰か抜けないといけなかったから。」

同じ班と言う事もあり、一緒に行く事となった。
彼女も、結構な恐がりで、男の子と一緒の方が隠れやすいと思ったそうだ。

今回のチームは、ぺりと、ソラミナの3人チーム。
次々と、チームは出発していく中、とうとう我々のチームの出発となった。

コースは簡単。
ここを出て、山の麓にあるお寺の門をくぐり、鐘の下においてある御札を持って帰ると言うもの。

ミナ「私、やっぱりこう言うの、苦手なんだよね。」
ぺり「だ・大丈夫だよ・・・(俺も、こう言うの苦手なんだよね。)」
ミナ「う・うん。」
ソラ「・・・・」(-_-;)

お寺までは、山を半周ほど周らなければならない。
そして、つづら折りになってる、山道を数回折れ曲がる。

しかし・・・・

昼間、何とも無い道でも、夜となると非常に不気味。
虫の鳴く音ですら、恐怖に感じるのである。

ガザガザ・・・

ミナ「きゃぁ!!」
ぺり「な・なに!!」
ソラぶわぁぁぁぁぁぁ〜
。。゛(/><)/ 

急にミナが叫ぶものだから、ぺりもソラも驚いた。
いや、ソラは逃げた!!結構、無我夢中。

ミナ「ま・待ってよ〜〜〜」

そして・・・・・・・

ぺり「な・なんだよ。はぁはぁ」
ソラ「何か、音がしたから・・・・ はぁはぁ」
ミナ「ぐすんぐすん・・・・」

ミナちゃんは、もう半泣き状態である。
ここは、ぼくが何とかしないと・・・・・
恐怖心でいっぱいなのだが、ここは好きな女の子の前。
強がるのが男の子と言うものです。
ぺり「大丈夫だよ・・・ きっと。」
ミナ「ぐすんぐすん・・・」

ぺり「で、どこだろう。ここは。」

ふと、辺りを見回すと、あまり見た事の無い風景。
夜だからか??
いや、そうでもない。

ぺり「こんな、お地蔵さんなんて見た事ないぞ。」
ソラミナ「・・・・・」
ぺり「と・とにかく、戻ろう。」
ソラ「うん。」



しかし、行けども行けども、自分達の知ってる道には戻れない。
不安になる3人。

時折、生暖かい風が頬を撫でていく。
もう、しょんべんチビリそうである。

道に落ちている枯れ枝を踏み、「パキッ」と音がする度に、縮み上がる3人。
もう、ちびってる。
微妙に内股になってたりする。


その時!!


再び、怪奇音が辺りに響く。

ふぎゃぁぁぁぁ〜〜
どどどどどどどど・・・・・・・



それからそれから・・・