海の頂の巻(その1 秘策) 
1年ぶりの小田深山。
今回は秘策がある。完璧な秘策だ!

 シーズンも、この時がやってきた。
長い長いの時期を越え、長い長い花粉症の時期も過ぎ、
ようやく、山にも新緑の若葉が生い茂り出したこの季節。

本来のMTB乗りは、冬でも乗ります。練習します。

だが、軟弱MTB キャンプチームの我々には、寒いの嫌い。
杉花粉大嫌い。練習もっと嫌い!!なので、冬はオフなのです。

しかし、そんな時期を越えてやってきました。

前回の「MTBのレースだ!の巻」から早一年。
小田深山リッジランナーカップの開催である。


 る日の昼休み。
私は、ちゃぼ隊員を呼び出す。
ちゃぼ隊員も、呼ばれた内容については、すでに承知している。
もちろん、今回のキャンプについてだ!

ちゃぼ「大佐ぁー いよいよっすね。」
大佐「そうだな。あれから早くも1年の歳月が流れてしまったな。」
ちゃぼ「そうっすね。早いですねー」
大佐「君は、この一年、何かしたか?練習はしたか?」
ちゃぼ「いいえ。まったくしてません。」
大佐「そんな事を威張るんじゃないよ。」
ちゃぼ「そういう大佐は、練習しましたか?」
大佐「ふふう、先々週と、その前の週に2回も乗ったよ。」
( ̄^ ̄)(誇らしげ)
ちゃぼ「ななな・・・今回はやる気ですね・・・」

大佐「と、まぁ、冗談はここまでにしてだ・・・」
ちゃぼ「はい。わかってます。まぁ、2回じゃぁーねぇー」
大佐「何か言ったかね。」
ちゃぼ「いいえ。別に・・・」

大佐「今回、集まってもらったのは他でもない。キャンプについてだ。
ちゃぼ「あくまで、キャンプなんですね。レースの方は・・・?」
大佐「まぁ、聞け。今回はすんごい秘策を考えた。」
ちゃぼ「秘策ですか?で、一体どんな・・・・?」

佐「それは、今回のキャンプのメインディッシュでもある。」
ちゃぼ「と、言うと、パスタで何か?」
大佐「今回は、パスタではないぞ。 餃子だ。しかも、丸岡の餃子だ。」
ちゃぼ「餃子ですかぁ〜」
大佐「今回は、偶然にも餃子DAYと日にちが重なっておる。ここの餃子はうまいぞー。」
ちゃぼ「まじっすか! じゃぁ、食うっす!!」


大佐「まぁ、落ち着け。ここで問題です。餃子を食べるとどうなるでしょう?」
ちゃぼ「元気になります。」
大佐「確かに、元気になるな。他には?」
ちゃぼ「んー おいしい・・・」
大佐「他には?」
ちゃぼ「んーーーーー」
大佐「ヒント! ニンニクだ。ニンニクを食べるとどうなる?」
ちゃぼ「えっ 筋肉マンっすか?」
大佐「何をボケた事を言っておるのだ。今はすでに2世になっておる。」
    まだ、わからんかなー  次の日はどうなるんだね。」
ちゃぼ「臭いです。」
大佐「そうだ!!臭いんだよ。

大佐「餃子を食う → 息が臭くなる → 辺り一面ニンニクの臭い。」
   「集合する、一人だけ臭い。他の選手 軽く戦意喪失。 → 」
   「スタートする。そこで、TOPに立つんだ。」
   「レースだから、当然息が乱れる。はぁはぁはぁ〜〜〜」
   「後続者は、君のニンニクの口臭を嗅がなくてはならない。」
   「そうすると、もっと戦意喪失する。その間にゴール!!」
   「やったー 入賞おめでとー だ。」

ちゃぼ「そうなんですか〜?」
大佐「そうなんだよ。君の入賞は約束されたも同然だ!
   「しかし、今回、私は前々日と前日は出張でいない。準備は頼んだぞ。」
ちゃぼ「へっ??ヽ(。_゜)ノ ?
大佐「今回は、君のセレナーデ号で行く。」
ちゃぼ「もう、決まってるんですね・・・なはは。しかも、名前まで・・・」
    「了解しました。今回の運転手勤めさせて頂きます。」
大佐「うむ。頼んだぞー」

と、言うわけで、今回は大いなる秘策を背負い、レースに望むのであった。