日本人は白いご飯 

飯盒炊飯出来ますか?
飯盒は、以外と便利なアイテムなのだ。

  OUTDOOR料理の第一弾は何と言っても「米」だろう。
日本人は、白米が好きだからな。何せ、主食だもんね。
キャンプに行こうが、海外に旅行に行こうが、おいしいご飯を食べたくなるものである。
そこで、おいしいご飯を炊けるようになろう。という事だ。
まずは、主食から・・・・
かの、電○少年で、懸賞生活を送ったあの人も、炊飯ジャーが無くても米が炊けたように、
キャンプ生活で電気が無くとも、米は炊けるのである。

米を炊くには、昔からの言葉がある。
「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いても、ふた取るな。」である。
誰もが、一度は耳にした言葉ではなかろうか。

では、手順を説明しよう!!
下準備として、米を洗うくらいは出来るだろう。
洗剤などで、洗うんじゃないぞ!
水のみで洗うのだ。

米を水に浸し、手を豹拳のようにする。

注:豹拳とは、ジャッキー・チェン主演のカンフー映画で、五獣の拳出てくる。
  龍・虎・鶴・豹・蛇である。こぶしを作るのではなく、指の第二関節を曲げる。

そして、手のひらの窪んでいるところ、<たなご>で米を押すように洗う。
あんまり力を入れ過ぎると、米が割れてしまうので注意が必要だ。
あっ、それとざるとかでは、洗わない事、これも米を痛めるから。
これは、家で米を炊く時も同じ事だ。
何度か水を交換し、水が白くならなくなったら、終了。
出来れば、1時間くらい水に浸けておくといいだろう。

ここから本番!!
@まず、飯盒に米を入れる、飯盒の場合は、内側に目盛りを打ってあるので、
  その量になるまで、水を足せば良い。
  基本的に、米の一割り増し。指の第一関節の当たりまで水を足せば良い。
  ちなみに、飯盒の中蓋は、すりきれ一杯で、2合の米が計れるよ。

Aそして、昔の教え通り火にかける。いくつも炊く時は、飯盒と飯盒の間を少し明け、
  火が万遍なく当たるようにした方がいいかもね。要は熱効率を考える様にね。。

  しばらくすると、ぐつぐつとふたの隙間から泡を吹いてくるだろう。
  もし、飯盒以外で炊く時は、ふたが開かない様に、重りの石でも乗せておくとよい。
  米は、ある程度の圧力をかけて、炊かないと芯までふっくらと炊きあがらないのだ。
  ふきこぼれ出したら、徐々に火力を落としていく・・・

  更にしばらく待つと、ぐつぐつ言わなくなる。
  枝や、棒のようなもので、ふたにそっと触れてみるといいだろう。
  そこまで行くと、80%完成!!
  しかし、ここでふたを開けてはいけない。
  まだ、やるべき事が残っているのだ。

B最後の作業、蒸らし!である。。
  軍手などで、火から飯盒をはずし(火傷しないように)、飯盒を平らな机の上でひっくり返す。
  そして、底をこんこんこんと軽く数回叩き、10分程待てば、出来上がりだ!
  おいしいご飯の出来上がり!

しかし、失敗する時もあるだろう。
そこで、こっそりと、裏技を伝授する。

もし、米が少し固めに炊き上がっていたら・・・・
少々なら我慢できても、芯があるのはちょっとね・・・
そんな時は、この方法をお試しあれ!
「日本酒」である。
少量の日本酒を飯盒に入れ、再び火にかける。
飯盒内では、化学変化を起こし、芯が取れていくだろう。

もし、米が少し柔らか目に炊きあがっていたら・・・・
そんな時は、この方法!!
蓋を明けたまま、火にかける。
そして、水分を飛ばしてやるのだが、あんまり掻き混ぜると、粒がつぶれて糊と化す。

以上が、飯の炊き方である。
素敵な食事と共に、素敵なOUTDOOR LIFEを楽しんでもらいたいね。

今日のところはここまで!
              


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