大阪聞見録・・・  の巻

我が友であり、三羽烏の一員でもあるジオ。
彼の案内のもと、大阪のコアな旅は始まった。
名付けて!
「あなたにもカルチャーショックを与えましょうな死に死にツアー」

  

 る晴れた日曜日。新大阪駅で出迎えてくれたのは、我が友、ジオ。
私が、大阪の案内をして欲しいと言った事が、発端となるわけである。

昼時と言う事もあり、まずは、
兼ねてからの、要望でお好み焼きを食べる事になった。

着いた先は、『風月』。なんでも、大阪では結構有名らしい。

ジオ「風月モダン焼きを2つ。」
なんでも、やはりそれがお勧めらしい。
目の前で、そのモダン焼きを焼いてもらい。早速、食べてみる・・・
ぺり「あっちっちっち・・・・」
はふはふっ しながら食べるお好み焼きは最高である。

ぺり「うまい!」
ジオ「だろう?うん、よかったよかった。」

しかし、昨年、別の店(名前すら覚えてない)で食べたお好み焼きは、まずかった。
同じ大阪でも、こうも違うのか?大阪=うまいと言う図式は、必ずしも当たってるわけではないようだ。

ジオ「でも、お好み焼きなんか、こんな機会がないと食べに行かへん。」

大阪人は、お好み焼きが大好物で、しょっちゅう食べに行ってるかと思ったが、
どうやらそれも、間違いのようだ。でも、本当か??

一頻り、お好み焼きを食べた私に、ジオは言い放った。
ジオ「これから、ぺりに大阪のコアな部分を見せる。」
ぺり「ほほー 楽しみやな。」
ジオ「だが、これだけは言っておく。確実に守れよ。」
ぺり「何や、何や? そんなに危険なのか?」
ジオ「ある意味危険や。襲われるかもしれんからな。」
   「まず、目を合わすな。指も指すな。物を与えるな。 この3つだ。」
ぺり「なんやそりゃ?野生の猿か?」
ジオ「これから、お前にカルチャーショックを与える。まずはファーストインパクトや!」

そして、ジオが向かったのは・・・・

新世界

名前はとっても良い感じだ。ある意味私にとって、新世界だった。
始めて訪れる、大阪のコア。
動物園を突き抜けるようにある、その通りを我々は向かった。

将棋をさす、じいさまの達の横を抜け、何故そんなに人だかりになっているのかは不明。

確かに、私は衝撃を受けざる負えなかった。

( ̄□ ̄;)!!がーん

まず、私の目に飛び込んできたのは、路上カラオケ
しかも、1曲200円・・・・

高い!!

そう言う問題でもないのだが・・・・
始めは、そんなもん歌う奴がおるか!と、正直思ってた。
しかしだ、いるんです。かなりの数。
時間は2時前だと言うのに、本日のオーダーは終了らしい。
何時間待ち?ディズニーのアトラクション並じゃないですか!!

しかも、ジオ曰く。
ジオ「このカラオケのせいで、動物園のコアラがストレス死したと噂されている。」
んー あながち否定できない。事実かもしれん。
こんな大音量で、おっちゃん、おばちゃんの下手っぴな歌聴いてたら、そりゃストレス死するで・・・・・

しかも、そんなカラオケ屋が、いくつもあるのだ。
これまたびっくり。( ̄□ ̄;)!!

かと、思えば、どこから持ってきたかわからないような物を売ってたり。
ミッキー(?) キューピー(?) 木彫りの熊・・・・
600円でお手玉を売る、おばあさん。あんたの私生活って・・・・・
いろんな意味で、興味津々になってしまう事は言うまでもない。

路上でお昼寝してる人もいました・・・・天気いいからねぇー

どんどん先に進むと、今度は何やらジェットコースターが・・・
なんだここは??

ジオ「じゃぁ、俺が大阪の土産をやろう。」

買ってくてたのは「たこ焼きキャンディー」
たこ焼き味のキャンディー。あおのり、紅しょうが、たこ・・・・の物質も入ってます。
昔食べてた、30円程度の駄菓子(スナック)お好み焼き味を彷彿させる。
しかも、それが飴となって、常に口の中にあると言う優れもの。
紅しょうがが、ぴりぴり感を煽り、あおのりが風味を掻き立てる。
始めてです。飴食べて、あおのりが歯にくっついたのは・・・・

感想は・・・・まずい!!(T◇T)~

この数十分後、飴を完食したとき、私は思わず言った。
ぺり「やったよ、父さん。俺はやったよ。」(T-T)
ジオ「おぉー よくやった!!それでこそ息子じゃ!」(T-T)

そんな飴を舐めつつも向かった先は、ジャンジャン横丁。
これまた、濃い通りだった。

昼間3時から、行列の出来る串カツ屋。トンカツ屋。
そこでビールを飲みまくっている人々。日曜日だからか?
そうかと思えば、1曲10円でハーモニカ演奏するおじいさん。
最新曲でも吹けるのですか?と、言うか、食って行けるのですか??

濃いです。と言うか、『濃ゆい』です。
そして、その先にある通天閣
一応記念と言う事で、展望台にも上がりました。
妙に不安にさせる「細い階段」
重量ブザーがなっても、バランスをとって出発する「エレベーター」
店員「もう、ちょっと前に寄ってください。もうちょっと、もちょっと・・・」
とても風情がありました。

もちろん、展望台にあった『ビリケン』の足にも触ってきました。
きっと、これで・・・・・

その後は、日本橋、阪急梅田と渡り歩きました。
この辺りは到って普通。凄い人たちはいっぱいいましたが・・・・

最後は、梅田にあるレストランで晩飯を。
これまた、雰囲気が良い感じ。テーブルにろうそくなんか置いてあって、
店の雰囲気もしっとりとした感じ。
あぁー ジオが男でなかったら・・・・そんな感じもしたりしなかったりです。

全てを通してですが、カルチャーショックは受けました。
かなり受けました。こんな世界もあるのですねぇー

でも、反対に自分もがんばらなくては・・・・何てな事を思ったのも事実だったりします。

そんなちょっと危険な旅でした。


        




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