NEO イソップ物語

<山田と田中>
  

 る晴れた日の昼下がり、一人の山田くんが昼寝をしてました。
そこへ、一人の田中くんが真横をすり抜け様としました。

山田「うおりゃーー ちょっと待てよ。」
田中「は・はい。な・な・なんでしょう。」

山田「俺は、喉が乾いてんだ!!ジュースが飲みたいんだよ。」
田中「でも、僕はお金持ってないし・・・」
山田「じゃぁ、ジャンプしてみろよ。」

田中くんは、言われるようにジャンプしました。
ちゃりーん、ちゃりーん

山田「持ってんじゃねーか。てめぇー 嘘ぶっこいてんじゃねぇーぞ!!」
田中「あ・あ・・・どうか命だけは・・・・いつかきっと恩返しをしますから」

あまりに熱心に言うので、山田くんは田中くんを放してやりました。
当然、田中くんがジュースを買ってきたのは言うまでもありません。

 る日の事です。
山田くんは、他の生徒をカツアゲをしているのを、警察に見つかってしまいました。
これを重く見た警察は、彼の身辺調査をし、田中くんの名前も浮かび上がって来ました。

警察「田中さん。あなたも、恐喝されてましたね。」
山田「してねぇーよ。」
田中「はい。されてました。現在、しめて35680円と、
          シャーペン3本、消しゴム一個、漫画15冊になります。」

( ̄□ ̄;)!!
山田くんは、恩返しをしてもらえると思っていたのに、とんだ、びっくりです。

山田くんは、その後、田中くんの証言に基づき、次から次へと悪事がばれていきました。
そして、少年院へ入れられてしまいましたとさっ


田中「悪は滅びる!!」


佐藤「おぉー 田中ちゃんよー 俺、喉が乾いたなぁー」

教訓:悪は悪です。助けてもらえると思ったら、大間違い。


※登場人物は、適当な名前をつけました。ので、実在の人物は関係ありません。

        




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