奴との闘い V・・・  の巻

私が、まだ小、中学生の頃、カブト虫を飼っていたと言う話しは
以前したと思うが、同じ虫、黒くて、薄くて・・・・
でも、違うんだなぁ〜これが。

  

 回は、高校の冬休みに起きた事件。
私と弟は、親父殿の言い付けで、犬小屋の上の木材を片付けていた。

犬の名は「源(ゲン)」である。
広さ1畳ほどの檻の犬小屋。その天井と、屋根の間には、何に使うのか木材が置かれていた。
今回は、その除去作業と、運搬である。

何に使用されるかわからない木材たちは、何に使われる事なく捨てられる(?)運命にあったようだ。
きっと、親父殿も何に使うかわからなかったのだろう。
(うちの親父殿の考えそうな事だ。 ぷっ)

それにしても、こんなにしなくても、もっと暖かい日にすればいいのに
私達は、愚痴りながらも、その仕事をするはめになっていた。

私「取り敢えず、全部下ろそう。」

そう言うと、いろんな形の木材を引き摺り下ろし始めた。
角材やら、板やら、ほんと何に使われるのだったのだろう。
と、言うより、どこから来たんだろう・・・

そんな事を考えながら、板を動かしていると、ふいに弟の手が止まる。

はて・・・と覗き込むと、そこにあったものは・・・・・

な・な・な・なんと!!!
奴の巣だった・・・・
無数の卵(ガマ口の形・小豆色)と、まだ、茶色の子供たち。
もちろん、保護者の方々も数匹おられました。

   がーん     &     がーん
( ̄□ ̄;)!!  ( ̄□ ̄;)!!

そっと、その板を下に置く。
だが、冬の為、奴等の機能は低下しまくっている。
のそ〜 のそ〜 である。しかも、外・・・・

早速、キンチョ○の出番。冬でもキンチョ○なのだ。
外だろうがお構い無しに、吹き付ける!

ぶしゅーーーーーー

さて、卵たちはどうしようか・・・
まさにエイリアンの卵のように見えてきた。

この上から、踏み潰す勇気など、持ち合わせていない。
第一、気色悪い・・・きしょい!!!!

結局、どうしたかと言うと、そのまま(親子さん共々)捨てました。
どうせ捨てるんだから、いいじゃん!!

でも、弟は殺さなければ、また、増える!と言ってました。
じゃぁ、おめぇ〜が殺せよ。(-_-メ)

それ以来、私は冬なら勝てる事を悟りました。
だが、関りたくない・・・・

次回、奴との闘い Wにつづく・・・・

        




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