ブロモ山(インドネシア/2392m)2002.10.09.
スラバヤから約90km南東にある標高2392mの活火山。ジャワ島東部随一の観光名所である。前日チェモロ・ラワン村のロッジ「チェマラインダー」に宿泊。 現地ロッジ発の「ビューポイントでのサンライズ&ブロモ山火口へ登る」ツアーに参加する。
(左の噴煙を上げているのがブロモ山、手前がバット山2470m、奥がスムル山3676m)
深夜3:00に起床する。チェモロ・ラワン村のロッジは標高2000m以上にあり朝晩は日本の冬のような寒さである。赤道直下のインドネシアでこんな体験をするとは思ってもいなかった。昨晩借りていたレンタルのコートが役に立つ。4:00ロッジの集合場所に行くとジープが3台停まっている。1台のジープに6人相乗りして、まず最初に外輪山の外側にそびえるプナンジャカン山頂ヘ行く。山頂手前の道路沿いには各所からやってきたジープが何十台と停まっている。
山頂広場に続々と人が集まってくる。100人以上はいるようだ。日の出を待つこと30分、5:30頃太陽がでて、だんだんと明るくなり素晴らしい眺めが現れてくる。噴煙を上げているブロモ山、その右のバット山などの山々を見渡すことが出来る。
この山頂は外輪山の一角で、ここから再びジープでクレーターの中の白煙を吹き出しているブロモ山の麓まで下りていく。だだっ広いクレーターの中は火山灰が堆積しておりまるで砂漠の中を走っているようである。
登山口でジープを降りると、馬に乗らないかと盛んに声がかかるが、無視をして歩いて登っていく。地面は火山灰の堆積でフカフカしており歩くたびに風で火山灰が舞い上がって埃っぽい。
10分ほど登ると、急な階段が現れてくる。その274段の階段を登ること10分、階段を登りきるといきなり火口の淵に出る。この淵が山頂のようである。
大きな火口である。写真のように噴火口からは白い噴煙がモクモクと出ている。
火口の淵の部分は狭く手すりなどは無いため危険である。それが1本の道のようになって大きな火口を一周している。しばらく景色を堪能した後下山する。
7:30頃ロッジに到着。
(ブロモ山全景)