2011年12月。江口は迷っていました。

〜江口とレープクーヘンの一日〜


ネットのレシピを書き写しました。
『こなとバターまぜる』。
略しすぎ。

 お待たせしました、こんな季節です。年に一度の呑気な企画に、よくぞ飽きもせずおつきあい下さいましてありがとうございます。江口も飽きもせず続けております。もしくは性懲りもなく続けております。
 今年は予告どおり、

  

 しょうがパンこぞうーーー。

 この、クリスマス企画、作るものを決めるのは、気が向いたときにWikipediaのクリスマスケーキの項目を調べ、そこに登場したものをチョイスしております。あそこも、誰が更新しているのか知らんが、かなり頻繁に項目が増えたり減ったりしているので、時々珍しいものを見つけたりする。レープクーヘンが、その一つでした。
 はてはて、レープクーヘンとは何ぞや。更に調べると、カッコしてジンジャーブレッド、と。
 ジンジャーブレッドって、つまり、しょうがパン。

 そうか、子供の頃に読んだ絵本に登場した、あいつのことだったのか!!

 ならば作るしかあるまい、あの小憎たらしいしょうがパンこぞうをな! 小憎たらしいと小僧って字が似てるな!!

 そんなわけで、レシピを捜していました。
 見つかったのは、やはりと言うべきか、生姜サイト。ここがレシピを紹介しなくて、どこが紹介するっていうんだ。

 しかし、ここから江口の混乱が始まります。

 ジンジャーブレッドって、パウンドケーキみたいなモノだよ?
 しょうがパンこぞうにするには、ジンジャークッキーじゃないとダメみたいよ?
 そもそも、江口が手元に持っているレシピ本に載っていたレープクーヘンには生姜が入ってないよ??

 江口は何を作るべき何ですか?

 全部作りゃあいいじゃん!

 はい、では確実にしょうがパンこぞうの形が作れる、ジンジャークッキーから参りましょう。

 【材料】 
 
しょうが・シナモン・はちみつ・黒糖・薄力粉・ベーキングパウダー・卵・バター

 こまかい分量は、元のサイトをご覧になって下さいまし。
 江口は、黒糖は持ってないので三温糖を使いました。

 では、作り方。

 まぜる。
 焼く。
 終わり。

 怒られますか。

 えー。バターとはちみつをすり混ぜ合わせ、卵を分離させないように混ぜ、あわせてふるって置いた残りの材料を混ぜてひとまとめに。冷蔵庫で生地を休ませた後、伸ばして型抜きして、180度のオーブンで15分。こんなカンジです。
 ちなみに夕べは、この生地をまとめた直後に我が家の乳飲み子に起きられ、その後の作業が出来ずに、生地は一晩冷蔵庫で寝てました。ま、害はない。

 
 そんなこんなで、成形。
 抜き型なんてないので、包丁でカット。
 なので頭部も角張ってます。

 しょうがパンこぞうなので、顔も要りますね。どうやって描きましょう。

 
 みりんに頑張って貰おう。

 結果。

 

 無理でした。

 しかも膨れて、形崩れてるし。 

 今更ですが、しょうがパンこぞうのおはなし。
 本によっては、『しょうがパンぼうや』だったりもしますが、たいがいこんな話。

 おばあさんがしょうがパンを男の子の形に作って焼いたら、動くしょうがパンこぞうになってオーブンから飛び出してきました。
 「捕まえてごらん」と逃げ回り、誰もこぞうを捕まえられません。
 こぞうはもっと逃げようとしたけど目の前は池、このままでは濡れてしまうと悩んでいるところに、キツネがやってきました。
 キツネがしっぽに乗せて渡してくれるというのでそれに任せると、しっぽから背中、あたま、鼻先へと移らされ、最後は口の中へぱくり。
 ごちそうさま。

 オーブンを開けた時の第一印象は、「あ、しょうばパンこぞう、焼死して逃げられない」でした。縁起でもない。 

 

 というわけで、逃げられないしょうがパンこぞうをイタダキマス。
 味はめっさおいしいです。この企画で、一番成功かもしれん。
 今までどんだけ失敗してきたのか。

 さーて、それでは次は、今度こそレープクーヘンか、ジンジャーブレッド。
 まだまだ続くよ!

 
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