〜続・江口とパネトーネの一日〜

前回のパネットーネ

 というわけで前回、やや失敗をした江口でございますが。

 気を取り直して、もう一度チャレンジ致しましょう。クリスマスではないけれど、さあ今日もパネットーネの一日が始まりました。

 前回の反省点は、こんなところで。

1)捏ねが足りない。パンは、捏ねてこそ出来上がるもの。腕が攣るまで、捏ねて捏ねてこねまくれ。
2)水分が多すぎた。生地が柔らかすぎると、捏ねるにも力が入らない。
3)発酵時間が足りない。冬の寒さでは、思っている以上に高めの温度を保つべき。

 では参りましょう。基本的なレシピは、前回と同じ。

 

 強力粉300グラム
 バター65グラム(室温に戻して柔らかく‥‥する時間短縮のために、電子レンジで20秒ほどチンしたもの)
 卵3個(前回の反省をふまえて、1つ減らしました)
 ドライイースト 適当
 予備発酵用のぬるま湯と砂糖 適当
 塩ひとつまみ

 そして

 

 ゆずマーマレード たぶん200グラムぐらい。
 ラム酒でちょいとのばしました。

 なぜゆずマーマレードか?
 義母から貰ったものなのですが、これが大量にあって、減らないんですわ。
 今回のパネトーネリベンジも、これがあったから思いついたようなものでして。
 パネの材料には、レーズンなどのドライフルーツが必要。このドライフルーツは何でもいいらしい。
 でもって、最近、なんかの記事で「レーズンは砂糖代わりに用いることができる」というのを読んだ。普通の砂糖の量とおなじだけを使えば、同じ甘みになると。
 じゃあこのマーマレード、砂糖+ドライフルーツの代用品として用いれば、一気に大量消費が可能! 
 オレンジピールだと思えば、きっとおいしいさあ!!

 というわけで、今回の実とさせて頂きました。
 なんで200グラムぐらいかというと。
 砂糖の代用として、当初の分量通り65グラム測っていたら、容器分の重さを見落としていて、そのうち「あー、ドライフルーツ分も加算しなきゃいけなかったー」とか思い出して、もうワケわかんなくなったのでテキトーにしてみた。なのでこのぐらい。

 さて、あとは、ひたすら捏ねて、1次発酵にまで持ち込みます。
 今回は撮影班が居なかったので、画像は省略。

 捏ねあがりはこちら。

 

 ‥‥‥‥やっぱり生地が柔らかいよう。
 なのでこれはもう、こんな生地なんだ。
 だから、パン生地のように、ぎっしぎっし粘土を捏ねるようにするのは諦めた。木べらを使って、セメントを捏ねるように。シュークリーム生地を鍋の中で撹拌するかのように。そんな気分で混ぜればほどよく腕が疲れて良いかと。

 でもって、1次発酵。

 

 前回よりはマシですが、やっぱり膨れてないっす。
 てゆうか、表面がバターの油でぎとぎと。
 わたくしの知っているパン生地とは、明らかに違います。

 なので分かった、もうパネトーネの生地って、こんな形状なんだ。そうに決まってる。もうそれでいいよ。

 型にはめて、2次発酵させて、160度のオーブンで30分ほど(ちょっと火力を弱めてみた)。

 

 こんな感じでいかがでしょー★

 感想。前回よりはふっくら、ケーキらしい仕上がりとなりました。ゆずマーマレードの風味がほんのり香り、おいしい。成功と言っていいでしょう。

 でも、マーマレード嫌いの夫の口には若干合わなかったようだ。

 たぶんもう作らない。

 

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