白いインク(1)
アップルグリーンのインク(右の写真)を購入したのは、ずいぶん昔のこと。 フレッシュな感じのするこの色は、TAKAの好きな色の一つだ。
インクは、白い紙に書かれることが前提となっている。アップルグリーンのインクを、赤い紙や黄色い紙に書くとどうなるだろうか。怪しい色となるだろう。
これはインクが透明(無色透明ではない)なので、下地(紙)とインクの混色になるため。白い紙であれば、インクが透過した光を紙がすべて反射、再びインクを透過しインクの色が見えるのだ。
透明・反射・透過と色の関係はまったくややこしい。「透明な赤い下敷きは、表からの”反射”の色も裏からの”透過”の色も赤い。」これはどう考えればいいのだろうか。
もし赤が反射するのであれば、下敷きを赤は透過しない。よって裏から見れば、赤の補色の緑系の色のはず。
赤い下敷きを、白い紙の上と黒い紙の上に置けば、インクが反射していないことが理解できる。白い紙の上に置けば赤色であるが、黒い紙の上では黒くなってしまう。
インクは、インクの色を透過し、それ以外の色を吸収している。
(2012/3/4、TAKA)
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