インクの色


カラープリンタのインクの色ですが、どう考えても「光源色」ではないので「反射色」または「透過色」と考えられます。

ム○クの「パソコン周辺機器の中身からくり読本」によると、「プリンタによる印刷物も同様で、反射光を見ているわけである。」と説明されています。(下図参照)
黄色インクが黄色く見える原理(その1)

「イエロー(Yellow、黄色)のインクが黄色く見えるのは、RGBのBを吸収し、RとGを反射する。RとGの加法混色により黄色く感じる」となっています。 他の様々なインクも同様の説明されています。
黄色インクが黄色く見える原理(その2)

非常にうまい説明であり、顔料インクの印刷物に対しては正しいと思われますが、インクジェット等の染料系のインクに対しては説明不十分と思われます。
黄色のインクが光を反射しているのではなく、黄色の光(赤や緑で黄色の波長に近い光を含む)を透過し、白紙がそれらを反射している(他の色は吸収)と考えられます。
OHPシート(透明シート)に黄色く印刷しても、透過光が黄色く見えることからも反射光でないことが明らかです。
後日、顔料系インクのプリンタ(アルプス電気)でOHPシートに印刷し、その結果を報告します。

(2001/3/24、TAKA)


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