色カタログ>日本の伝統色
藍 色 あいいろ RGB #272672 CMYK C100 M91 Y17 K8 植物の藍からとった染料(成分インジコ)。またそれで染めた色。
藍の原産地はインドや中国であり、紀元前数千年の遺跡から藍染めの麻布が発見されている。
藍を含む植物には、インド藍(豆科)・タイセイ(アブラナ科)・タデ藍(タデ科)などがある。
日本の藍はタデ藍であり、阿波藍が有名。
藍染めの染色法はやや複雑で、時間を要する。その行程は次の通り。
- タデ藍の栽培
- 2月初めに苗床
- 7月上旬から中旬収穫
- すくもの製造
- 「寝床」での葉藍の発酵
- 100日間「寝かす」(インジゴの生成)
- 「藍玉」の加工(出荷用)
- 染色
- インジコ(水に不溶)を酵素で発酵(還元)し、淡色透明な水溶性(ロイコ塩)にする。
- ロイコ塩を繊維に吸着させる。
- 繊維を空気にさらし、ロイコ塩を酸化させインジコ(藍色)に戻す。