科学の色

クロマトグラフィ

 紙(コーヒーフィルター、ろ紙など)で、カラー水性ペンの色を分離してみましょう。

 カラー水性ペンのインクは、複数の色をした成分が混ざっています。 この複数の成分は、紙に水が滲んでいくとき水と一緒に動きますが、その速度は異なります。 すなわち、色の成分を分離することができるわけです。この分離方法を、ペーパークロマトグラフィといいます。

 この現象をうまく利用して、朝顔のような花を簡単に作ることができました!(^^)!

■準備物(下写真左)
カラー水性ペン(百均で30色セットあり)
水の滲みやすい紙(コーヒーフィルター、ろ紙など)
水を入れるお皿(今回はシャーレを使用)
■手順
写真のように、ろ紙を折る。
中心から1〜2cmのところに水性ペンで適当に線を引く。
水を入れたシャーレに、ろ紙の中心を浸す。(たったこれだけ)


ペーパークロマトグラフィ、準備物 ペーパークロマトグラフィ、作品 30色カラー水性ペン


 水性ペンは、黒や茶色が結構おもしろく分離します。水が紙の縁まで来る前に水から離して停止しないと、余力でどんどん広がり過ぎます。 よく広がる色とあまり移動しない色があるので、がんばっていろいろ試みてください。

(2012/11/11、TAKA)

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