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自作お天気猫

お天気猫(2)

 塩化コバルトを用いて、「お天気猫」を作った。猫の舌の色で天気が予報(?)できる優れもの。写真は、塩化コバルト(U)水溶液を舌の部分に塗り、乾燥中のものである。まだ湿っているので、舌はピンクである。

 予報と言うよりは、湿度を測っているだけだが、なかなか好評であった。

 予報はどうもうまくいかないが、この塩化コバルトの湿度の大小による色の変化をうまく利用したのが、乾燥剤のチェッカーである。シリカゲルの乾燥剤にぽつぽつピンクの粒子が混ざっている。これが塩化コバルト入りのものである。


乾燥しているシリカゲル 湿っているシリカゲル


 シリカゲルが、乾燥力を持っているときは青、その力を失ったときはピンクになる。フライパン等で加熱乾燥、もしくは電子レンジで復活するようだ。

乾燥 湿気あり


 これとは別のタイプに、「酸化亜鉛+光触媒酸化チタン」タイプがある。上の写真のようなシールタイプで、これまた色は乾燥で青、湿るとピンクになる。

(2003/10/11、TAKA)

お天気猫(1) 科学の色

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