科学の色>緑

祝!ノーベル賞受賞!(^^)!何と4名(^_^)v

 ワクワクというよりビックリするニュースが飛び込んできた。それも2日連続だ。

 日本人ノーベル物理学賞に、素粒子論の南部陽一郎(87)、小林誠(64)、益川敏英(68)の3氏、 化学賞受賞に発光生物学の下村脩氏(80)1氏の計4氏。物理は専門外であり、残念ながら色や光には関係ない(と言うより全く理解不能)

 化学の受賞理由は、「緑色蛍光たんぱく質(GFP)の発見と発光機構の解明」。 これまたよくわからないが、発光するオワンクラゲの研究の成果で受賞したようだ。

 オワンクラゲは、緑色蛍光たんぱく質(GFP)を持っており、興奮するとこれを発光する。 このGFPが後に医療現場などで「魔法のマーカー」として応用され、ガン細胞の広がり等の確認に革命的をもたらしている。

 ここでちょっと「蛍光」とその周辺の言葉のお勉強

GFP
Green Fluorescent Protein
Fluorescent
蛍光。広義にはルミネセンスによって放出される光全般。電磁波を止めるとすぐに発光が消失するもの
phosphorescence
燐光。電磁波を止めても発光が持続する発光寿命が長いもの
luminescence
エネルギーの供給を絶つとすぐに発光も止まる物を蛍光、残光を持つ物を燐光


 蛍光灯は、電気を切ると直ちに電子が飛ばなくなり発光しなくなる。自転車等の蛍光塗料も光が当たっているときしか光らない。スキー板やスノーボードの妖しい光も蛍光だ。

 それに対して燐光は、夜行塗料(怪しく光るガイコツが以前机上に置いてあった)。蛍光灯のスイッチが電気を消しても、しばらく薄ボンヤリ光っている。蓄光ともいう。

(2008/10/13、TAKA)


新讃岐三白讃岐四白?!新讃岐三白(2)
科学の色に戻る
トップページへ