七色の虹>いぎりすの虹
![]()
歪んだ窓ガラス
大聖堂の3本の尖塔を目指して、TとMは歩いた。道が曲がりくねっていてなかなか近づかない。
やがて僕たちは、すてきな路地に迷い込んだ。玩具のような小さなお店が並んでいた。
とある一軒。黒枠のショウウィンドウが変だ!窓ガラスがゆがんでいる。真ん中のポッチリを中心に、同心円上にゆがみが走っている?!
帰国後確認したが、クラウン法という昔の板ガラスの製法であった。 クラウン法は、吹きガラスの要領で膨らませたガラス球の先に穴を開け、 ピザを大きくするように遠心力を加えて平板状するもの。
ものの本で見たことはあるが、よもやこんな異国で出会おうとは・・・!(^^)!
これまた後でわかったが、クラウン法の板ガラスは非常に珍しいらしい。 上でも書いたように迷い込んだので、どこかははっきりしない。 Googleのストリートビューでほぼ見当をつけたのが、上写真右のマップの◎印辺り。興味がある人は行ってみて下さい。
これまた未確認であるが、大聖堂のステンドグラス(上写真中)の立派な方(当然写真はない)が修復工事中なので、クラウン法でステンドグラスを大量に製造している可能性がある。 ゆがんだ窓ガラスは、その一部かも知れない。
(2010/4/25、TAKA)
鏡の国のアリス(2)|幅の広い2重の虹
七色の虹トップページ
トップページへ