シャボン玉楽しいシャボン玉

三高土曜公開実験

虹色から金色に

虹色に輝くシャボン膜

虹色に輝くシャボン玉

 シャボン玉(シャボン膜)の色が、七色に見えるということを知っていましたか。 しかも時間がたつにつれて、その色は七色から金色に変化し、そして割れます。
 では、なぜ七色に見えるのかを説明します。これは、水面に油やガソリンの膜が浮いているときに、 その膜をよく見るといろいろな色が混ざって見えます。シャボン玉の色もそれと同じ理由です。(^^;;

 もう少し詳しく説明します(高校物理で習うことなので、小学生には難しいかもしれません)。
 光は光波とも呼ばれ、波の性質を持っています。波の性質として、波の山と山が重なると強め合い、また波の山と谷が重なると打ち消すことが知られています。
 シャボン膜に光波が当たると、膜の表面で反射するものと膜の中に入って膜の反対側で反射するものがあり、その2つの波が重なり、赤色を強めたり緑色を強めたりします。
 その結果、私たちは七色のきれいなシャボン玉を見ることができます。また膜の厚さによって、光波の重なり具合が変化し、強め合う色も変わります。

 シャボン玉は、時間とともにシャボン膜の水が蒸発し、膜の厚さはだんだんと薄くなっていきます。 写真のシャボン膜は、上の方がだんだん薄くなっていて、その厚さに応じた色が見えます。 上の方の薄いところに大きく金色(黄色)が見られますが、そこは非常に膜の厚さが薄く割れる寸前と考えられます。
 これがシャボン玉が割れる前に金色に輝く原因です。

さらに詳しい説明_ハイレベル(^^;;
美しいシャボン玉の撮影方法

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