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MIDIファイルについて

MIDI形式のファイルとは?

ひとことでいうと、譜面情報のファイルです。
CDのように音そのものが入っているわけではなく、音楽の演奏方法がかかれた譜面が入っているファイルです。

そのため、ファイルサイズがとても小さくなります。

CDの曲ですと、1分が約10MB(メガバイト)。
MP3に変換すると、約1MB。

音情報はとてもデータ量が多いのです。

一方、MIDIファイルですと、数10KB(キロバイト)程度です。クラシック曲や、とても凝った曲になると数100KB以上になることがありますが、それでも実際の音データと比べるとてもコンパクトです。

そもそもデータの中身が違いますから、それもそのはずですね。

MIDIファイルはなぜ音が出るの?

MIDI形式のファイルを再生すると音楽が流れるのですが、それはパソコンの中にある音源がMIDIファイルに入っている譜面情報をもとに演奏しているのです。

つまり、MIDIファイル自身が音を出しているわけではなくて、パソコンが音を作って出しているのです。

MIDIファイル はパソコン環境に大きく左右される

CDやMP3形式のファイルなどは音データですから、演奏家が演奏した曲が聴けるわけです。 しかし、譜面情報であるMIDIデータの場合は、演奏家はパソコンです。パソコンの中の音源(音の素データ)が、楽器です。

そして、その楽器はパソコンによって性能が違います。

ということはどうなるかというと・・・

パソコンの内蔵音源の種類によって曲の聞こえ方が違ってくるという現象がおきてしまうのです。

それがMIDIファイルの特徴ともいえます。

コントロールパネルからオーディオ関連の設定を見てください。MIDI再生の欄を見ると、そのパソコンに搭載されている音源の種類が分かります。

最近のパソコンには「Microsoft GS Wavetable SW Synth」が多く使われているようです。

[2005/12/04:UT]


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