MTBのレースだ!の巻(その6 あれ!) 

2000.06.11

 何とか、早すぎる食事を終え、我々は再び、暇となった・・・
さて、何しようかな〜
     


ベースキャンプ地の朝

      事を終えた、我々は、再びキャンプ地へと帰ってきた。
     ここが、我々のベースキャンプ地だ。
     車を止め、再び、雨の中で荷物を運転席へと移動させる。
     しかし、天気は一向に回復する気配の微塵も感じられない。
     明日の天気はどうなるのだろうか・・・・そんな不安を感じずにはいられなかった。

     大佐「なぁ、再び、暇!!
     チャボ「そうですね、何か暇がつぶれる事ないですか?」
     大佐「暇がつぶれる事か〜 トランプは持ってきてないぞ!」
     チャボ「何でそうなるんですか〜大佐と二人でトランプしても仕方ないでしょう。」
     大佐「そりゃそうだな。」

     他愛も無い会話が進むが、すぐにネタは切れてくる。
     まぁ、毎日、会社で会って話をしているのだ。それも無理はないだろう。

     大佐「・・・」
     チャボ「・・・」

     大佐「あっ そうだ!こんな時に為に、ネタ帳を持ってきていたのだ!!」
     チャボ「まさか、こんな所まで持ってきてたんですか?」
     少々呆れ気味だが、そんな事は知った事ではない。
     わずかな時間の中でも、私は「かとみっく・わーるど」の事を忘れた事などないのだ!
    まるで、記者のような心境である。

     大佐「なぁ、チャボも、何かネタ考えろよ。」
     チャボ「まじっすか〜、何で俺が考えるんすか〜
     大佐「つべこべ言わずに考える。俺はその間にお絵描きをする。

     しばらくの間、チャボはネタを考えていたようだが、すぐに別の本を読み出した。
     受付で貰った、アウトドアの本らしい。

     何時間の時が過ぎただろう。雨が間欠的になり始めた。
     しかし、依然として風は強く、他のタープはなびいている。
     結局、我々は何もする事もなく、就寝する事となった・・・・・
     今日はいつもより、早く寝れるな〜
     しかし、腹減ったなぁ〜やっぱり、早く食べ過ぎた。

     早朝7時、本部のアナウンスと共に目が覚める。
     いよいよレース当日になってしまった。
     どうやら、雨も上がり、受付を開始、コースも試走用に解放しているらしい。
     大佐「なぁ、試走どうする。」
     チャボ「あぁ、眠いっすね。でも、試走したら泥だらけになりますよ。」
     大佐「そうだな〜、じゃあ、辞めよう。試走は無しだ!」

     何という怠けよう・・・・いあや、判断力。
     我々にとっては、試走より、睡眠を取ったのだ!
     少しでも体力の温存を試みる精神の現われだ。
     それでも、もぞもぞと、シュラフから這い出てきた我々は車の外で新鮮な山の空気を深呼吸した。
     ん〜実にそう快である。でも、ちょっと霧が濃いなぁ〜

     早速、昨日は出せなかった、机やら、コンロを出し、朝食の準備にかかる。

     一息つき、我々は朝飯の、おかゆを食べる。「鮭粥」である。
     そんな事をしている内に、再び、放送が入る。
     放送「只今より、開会式を行いますので、参加者の方は至急お集まりください。」

     大佐「おい、呼んでるぞ。」ズズズズズ
     チャボ「そうみたいですね。」ズズズ・ズズズ・・・
     大佐「はぁ、食った〜 じゃあ、行くか!」
     チャボ「行きましょうか〜」

     チャボ「大佐、何持ってんですか?」
     大佐「これか?これは見ての通りの袋だ!
     チャボ「何するんですか?袋なんて持って・・・???」
     大佐「いいから、お前も持ってこい。あれがあるのを忘れたのか?

     そう、この開会式には、昨年?より好評の「あれ」があるのである。
     さてさて、「あれ」とは、なんぞや?
     続きは次回の講釈で・・・・                                    続く・・・