MTBのレースだ!の巻(その9 大佐のお食事) 

2000.06.18

 ひとりウィンナーを焼く大佐。
忍び寄る影・・・大佐の運命は如何に!!
     


売り子3人組 「」でデビュー
mari子  まいこ  ゆっこ

      人でウィンナーを焼きながら、湯を沸かす大佐。
     そこにようやく、チャボが風呂から帰ってきた。

     チャボ「只今〜 風呂入って来ましたよ。」
     大佐「おぉ、お帰り〜もう少しでウィンナーも焼けるぞ。ちょうど湯も沸いてきた。」

     カップラーメンに湯を注ぐチャボ。
     私は、今、myブームともなっている「とうがらしらーめん」を心待ちに待つ間に、もう一つの食事。
     インスタントの「五目御飯」を湯に投入させる。
     大佐「あぁ、昨日、バザーで買ったおにぎりどうした〜」
     チャボ「あ〜あれっすか。そのままありますよ。」
     大佐「まだ、大丈夫だと思うが、ここは一つ焼きおにぎりにしよう。」

     これぞ、outdoorの機転である。
     炭火もあることだし、焼きおにぎりという言葉に反応したチャボは、早速、おにぎり4個を炭火にかける。

     そこへ、がやってきた。ウィンナーと自らの食事に精一杯になっていたため、そんな存在は忘れ去っていた。
     大佐「あっ」
     チャボ「何すか〜???」

     3人組「どうですかぁ〜焼けましたかぁ〜??」
     大佐「あ・あぁ、もう焼けたよ。」
     結局、やさしい大佐は、恵まれない子ひつじに、ウィンナーと、五目御飯を差し出した。
     まぁ、いいだろう・・・・・

     3人組「おいしいですぅぅ」(T_T)
     どうやら、本当にお腹が空いていたようだ。
     まぁ、これも人助けだ。そう自分で納得しながらも、完成したカップラーメンをすする。

     彼女達は食事を終わらせると、少し話をし、仕事へと戻って行った。
     実に「嵐」である。今回の旅は「嵐によく遭う」である。

     我々も食事を終え、簡単に片づけを済ます。
     私の栄養補給も完全に行われた。あとは出番を待つだけだ!!

     3人組「大佐ぁぁぁぁぁ」
     大佐・チャボ「何・何・・・・・」びびる二人。
     何もびびる事もないのだが。
     3人組「抽選券を落としてしまったんですぅ。この当たりで見かけませんでしたかぁ」
     大佐・チャボ「さぁ〜 見てないけど・・・・」
     3人組「そうですかぁぁぁ、じゃぁ、またぁ〜」

     相変わらずのだ。
     でも、向こうの方に見えるのは、落とした抽選券ではないの?
     何を隠そう、私の視力は1.5以上あるのだ!!
     そう思った私は、おもむろに歩き出し、その地点へと急いだ。
     大佐「やっぱり、ここに落としてるじゃないか!お〜い。これか!?」
     3人組「それですぅぅぅ 食事といい、抽選券といい、重ね重ね、ありがとうございますぅ」(T_T)

     まったく、今回は世話の焼ける奴等だな。
     呆れ顔と同時に、微笑みを返す大佐。

     おっと、こんな事をしている場合ではない。
     さて、レース場へ行きますか〜!!

     そう思った大佐の耳に、3人組の「がんばってくださいねぇ」
     言う言葉が、遠くの方からこだまして聞こえてくるのだった。
                                             続く・・・・・