虹の如くの巻(その4 戦・いくさ) 
準備を済ませた我々は、車を走らせる
ポツリ・ポツリと降り出した雨の中を・・・

 よいよ、出発した我々ご一行様だが、突如として雨が降り始める。
ちゃぼ隊員は、助手席に、ちゃぼ嫁さんは、後部座席に陣を取る。

ポツ・ポツ・ポツ・・・・・

フロントガラスにはじける雨。

大佐「あぁ〜 とうとう降り出したなぁ。」
ちゃぼ「そうですねぇ〜 降っちゃってますねぇ。」
大佐「まぁ、現地だけでも晴れてくれればいいけど、やっぱ、雨かな〜」
ちゃぼ「ん〜 どうでしょうね。でも、最近、レースは雨ばっかりですね。」
大佐「そうだな。と、言う事は、誰かが雨男だって事だ!!」
ちゃぼ「ぼ・僕じゃないですよ。僕は基本的には晴男なんですから・・・・・」

私は、疑いの眼差しで、ちゃぼ隊員を見ながら、こう言った。

大佐「本人が思う分には、自由だな。」

ちゃぼ「な・なんすか〜それは・・・ それじゃぁ、まるで僕が雨男みたい・・・・」
大佐「さぁ、ローソン着いたぞ!!」

話の腰をさば折りし、ローソンへと入って行く。
朝起きてから、何も食べてないのだ、めちゃめちゃ腹が減っている。

         「腹が減っては戦は出来ぬ」

まさに、その通りだ。
私は、ばくだんおにぎりや、牛カルビおにぎりなど、味の濃いもの系が好きだ。
そして、食べやすいように、タマゴサンドイッチを購入する。

『おにぎり3個 サンドイッチ1個 ジュース1本』しめて、983円
でも、考えてみれば、朝からこんなに食べれるわけがない。
ちゃぼ夫妻も、それなりに買っているようだ。

再び、外に出て来た時、雨は止んでいた。
遠くでは、晴れ間が見え隠れしている。
私は、嬉しさのあまりに、シャッターを切った!!
ん〜 実にすがすがしい朝になってきた!!
やる気も十分にみなぎってきている。



わずかに見える、朝の日差しの中、私は気合を入れたのだった!!

大佐「よし、行こう!!」
ちゃぼ「はい。行きましょう!!」

ちゃぼ隊員も、同じ気持ちだったに違いない。
はやる気持ちを押さえながらも、車に乗り込む。

ちゃぼ「さぁ、行きましょう!!
     ・・・・って、何やってんすか?」

大佐「決まってるだろう、飯食ってるんの。だって、腹減ったもん。」
さっき買ったばかりの、タマゴサンドを開け、ひたすらに食べようとしていた。

ちゃぼ「あちゃ〜 (><;) 気合が抜けて行くぅ〜」

大佐「まずは、飯・飯!!」

いよいよ、本番当日。
     レースまで、あと3時間・・・・・

                                                 ・・・続く