虹の如くの巻(その6 巡り合い) 
会場に着いた我々は、先に来ていたチームメイトと合流
受付を済ませた・・・

 を走らせる事、1時間半。
やっとの思いで、会場に到着した我々だった。

大佐「やっと、着いたな。まずは、受付に行こう。みんなも来てるかも知れん。」
ちゃぼ「そうっすね。もう、7時過ぎてますからね。」

そう言うと、我々3人は、レースの中心地となる広場へと向かった。
運良く、目の前の階段を上がると、ちょうどスタート地点へと出てくる。
近いと言えば近いが、階段は山を削った形となっており、雨も降ったせいか、
ちょっと滑りやすくなっていた。

会場に上がると、そこはすでに活気付いており、あちらこちらで、タープが張られている。
各チームとも、拠点はすでに決まっているようだ。

そんな中でも、すぐにWINNER(我がチーム名)の拠点を、発見する事が出来た。
みんなと合流する。みんなは受付を済ませたらしい。
すでに、試走の準備を終え、今から試走に入ると言う。


大佐「受付をしに、本部へ行こう。」
ちゃぼ「そうですね。まずは本部に行きましょう。」

本部に行くと、我がチームのリーダー(SHOPの店長)が、運営の一員として働いていた。
軽く挨拶をし、再び、受付に向かう。

そこで、我々は、再びあるものに出会う!!


     『抽選券』



見てはいけないものを、見てしまった・・・・・
見ると必ず買いたくなる。
しかも、前回は何も当たらなかった。
ぐっと、堪えるか、それとも、また買うのか!?

ちゃぼ「大佐、抽選券ですよ。」
大佐「ん〜 ・・・・・・・・」
ちゃぼは、あまり買う気がないようだ。
無理して買っても、前回のようになる可能性があるからだ。

心の声が聞こえる。
悪魔(ここで、引くのは男じゃねぇ、増してや、ギャンブラーなんかじゃねぇぞ!!)
天使(そんな事はありませんよ。そんなお金があるなら、別の使い道もあるでしょう。)
悪魔(買えよ、そして、特別賞を貰うのだ!!)

お前ら一体誰だよ。そんな気がしたかしないかは、置いといて・・・・
軍配は、悪魔に上がる。

大佐「ちゃぼよ・・・・」
ちゃぼ「はい。」
大佐「5枚だけ買おう!!」
ちゃぼ「大佐も懲りませんねぇ 仕方ない、私も5枚買いましょう。」

当たるも八卦、当たらぬも八卦・・・・
何かが当たる事を祈り、5枚に名前を書き、抽選箱へと忍ばせて行く。

再び、この券達と出会う為に・・・・・


大佐「あぁ〜 買っちゃったーーーー」
半ば、後悔の念と、再び買ったと言う、どきどき感に襲われる。
しめて、1000円也


ちゃぼ「大佐、そんな事より、早く試走に行きましょう!!」
大佐「おぉ〜そうだな、あんまり時間もないしな。」

そして、再び、車の元へと階段を降りて行くのだった。

いよいよ、本番当日。
     レースまで、あと1時間半・・・・・

                                                 ・・・続く