虹の如くの巻(その13 こだわり)
やっとの事で、昼飯となった大佐一行。
さて、うどんのお味は??
指を治療してもらった私であるが、実に情けない・・・ と、言うより、厄日?と言いたいくらいだ。 まぁ、何はともあれ、食事である。 今回のうどんは、「こだわりうどん」だ! うどんは、讃岐の「飯野屋」製。水は日本一の「西条うちぬき水」。 これで、まずいわけがない! それを外で、しかも、たらいに盛り、豪快に食べる!! これぞ、OUTDOORの醍醐味である。 はやぶさ軍曹曰く、外で食べるとおいしさ20%UPなわけだから、 和の鉄人にも、匹敵するうまさだろう。 つゆを水で割り、しょうがをおろし、のりをかける。 単純にして、めちゃうまな状態だ。 メンバーにも、おすそ分けをし、みんなで食べる。 ズズズズズ・・・・・ 大佐「うまい!!」 ズズズズズ・・・・・ ちゃぼ「うまい!!」 かなりのうまさである。 指を切ったことなど、どこかに飛んでしまっている。 しかし、残念な事に、チャンピオンクラス出場の選手は、集合の合図がかかってしまった。 おいしいのに、残念だったね。 また、今度、作ってあげるよ。 そんな、我々を恨めしそうに、集合場所へと向かって行く。 ズズズズズ・・・・ あちらこちらで、うどんを啜る音は、一種の無気味ささえも感じるが、 うどんは、音を立てて食べる方が、断然、おいしいのだ。 ・・・・・・・・ 9人前も茹でたうどんは、あっと言う間に無くなってしまった。 もっと、茹でたらよかったな。 ちゃぼも、私もそう思わずには要られなかった。 さて、飯も食ったし、チャンピオンクラスを応援するか〜 このクラスには、我がチームの精鋭達が名を連ねている。 応援にも自然と熱が入るというものだ! 私たちが、うどんの片付けをしている最中、チャンピオンクラスのレースの火蓋が切って落とされた。 片付けもそっちのけで、応援してしまう。 大佐・ちゃぼ「がんばれー!!!」 このチャンピオンクラス、何とちゃぼ隊員の出場したクラスの5倍もの距離を走る。 実に長丁場な闘いだ。 ・・・・・・・ 周回を重ねる毎に、疲労を隠せなくなる選手達! 大佐・ちゃぼ「いけ〜 がんばれ〜〜〜!!!」 これ以上、何をがんばれと言うのか・・・・ きっと、選手達には、恨めしい言葉となっているに違いない・・・・・ 大佐の苦悩の一日は、まだまだ、終わらない・・・・ ・・・続く |