海の頂の巻(その3 ちゃぼの情事) 
遂に来た、レース出発の日!
大佐の運命は!!
そして、ちゃぼの運命は・・・・

今回は、ちゃぼ隊員からの文章を取り入れ、話しを進めていきたいと思う。
何故そんな事をするのか・・・ それは、今から明らかにされるだろう。

********************************


ちゃぼ「ちゃぼっす!! なんか、文章が掲載されるって、緊張しますね。
     まぁ、見苦しい所は、大佐に直してもらうとして・・・
     取り敢えず、スタートっす!!」

時間を少し前に遡った所から、話しを始めます。

いよいよ出発を明日となった金曜の夜、僕はキャンプの準備を急いでいました。
今回は前回までと違って僕の『せれーな号』で行くのです。
自分の荷物以外にテントや椅子なんかを準備していきます。
これが、意外と嵩張って、全てを積み込むのは一苦労なんですけどね。
今までは、大佐が全てしてくれてた事ですし、たまには、僕もがんばらねば。

せっせと積み込む僕に、何かが痛いくらいに突き刺さります。

殺気!!

ふと、後ろを振り向くと、我が嫁がうらめしそうに見ていました。

ちゃぼ嫁「楽しそうねぇ。」
ちゃぼ「まぁね、この準備が結構楽しいもんよ。」
ちゃぼ嫁「あなた、片付けだ〜い嫌いだもんねぇ。」

ちゃぼ「うっ・・・。」(;°°)

さすが嫁、僕の習性を見抜いています。
そこまで、ズバッっと言われれば、返す言葉もありません。

ちゃぼ「ま、頑張って準備してるけど、これで大佐が行けないって事になったら
     どうしようかなぁ〜!」
ちゃぼ嫁「もしそうなったら、私の実家の網戸直してってお母さんが言ってたよ。」

がーん( ̄□ ̄;)!!

ちゃぼ「なんでやねん」~--)/(^^;) 

悪い方には考えない方がいい。もしそうなるといけないから。
よし、大体準備できた!明日車に詰め込んだら出発だ!
ワクワクしながら眠りについたのでした・・・・。


です。
去年と違って天気はいい!予報によると明日も大丈夫みたいです。
まだ寝ている嫁をほっといて(自分がほっとかれているのかも)
車に最後の荷物を詰め込めはじめます。
ちゃぼ「何か肝心なものを忘れているような気がするなぁ。」

あっ!!(;゜〇゜)、サイクルキャリア(車に自転車を積む道具)がない!

たしか、嫁の実家に置かしてもらっているはず・・・・
爆睡している嫁をたたき起こし、実家へと急ぐのです。
遅刻なんてしようものなら、大佐に何て言われるか・・・・・
そう思いながらも、嫁実家に到着。

嫁の母「網戸直しにきたん?」
ちゃぼ「(なんでやねん)」
    「あ、いやいや、サイクルキャリアを取りに来たんです。」
嫁の母「なんだぁ〜」
ちゃぼ「(おいおい・・・ なんだぁーって・・・・)」
ヾ(・・;)ォィォィ

そんなツッコミ言葉に出したくても、とても出せません。
そこまで、冒険者でもないし・・・・

ふと、時計を見ると、もう既に集合時間の10:00が来てしまってる。
急いでサイクルキャリアを車に装着し、出発しようとした、その時です
僕の携帯が、メロディーを奏でたのです!

悪魔の囁きとも知らずに・・・・・