海の頂の巻(その4 大佐思考) 
遂に二人の運命が・・・・
どうなる ちゃぼ!
どうする ちゃぼ?

その時、僕の携帯が鳴り始めました!
携帯って、急に鳴り始めると、びっくりする時ありませんか?
僕はあります。
今がまさにそうでした。(^^;;

ちゃぼ「はい、あ、大佐おはようございます。」
大佐「うぃ〜っす!」

えらい元気の無い声である。

ちゃぼ「どうしたんですか?あ、出張御苦労様でした。
     今からお迎えに上がります。」
大佐「あかん!行けん!緊急事態発生だ。」
ちゃぼ「え〜〜〜〜〜!何故です。眠いからですか?UOやり過ぎたとか。」
大佐「そんなんじゃないぞ。しかも、出張から夜遅く帰ってきて、
    UOまでは出来んぞ。それほど、俺は廃人じゃない。」
ちゃぼ「(あんまり変わらないような・・・・
     マジで、行けないんですか?
     ちょっ、ちょっと待ってくださいよぉ〜 何があったんですか?」
大佐「緊急事態は、緊急事態だ。だよ、熱!
ちゃぼ「マ・ジ・で・す・か・・・」
大佐「たぶん無理だ。」

もう、頭はパニックです。
一人でキャンプするのは空し過ぎます
しかも、なんだかんだと言っても、かなりのアウトドア装備を
大佐に準備してもらう事になっているの・・・。

動揺を押さえながらも、僕はこう言うしかありませんでした。
ちゃぼ「とりあえず、自分の荷物で持っていける物を準備しますので、
     11:30位に家に行きます。」

急遽、予定変更です。
ガスコンロや、食器類は大佐が準備してくれる予定だったのに・・・・
押入れからまたアウトドア用品をひっぱりだして準備をしながら考える。

考える・・・考える・・・・

1人でキャンプとは、さみしすぎる。行くのが面倒くさくなってきます。
しかし、キャンプ使用料2,000円+レース出走料4,000円は、
既に支払っているしなぁ。
う〜ん、どうしよう・・・・。_s(・`ヘ´・;)ゞ ..

それでも、少しづつ荷物を車に詰め込んでいく。
荷物が積み終わると同じくして、約束の時間が来たので、大佐邸へ行く。

ちゃぼ「うそだよー とか、言わないかなー」
わずかな期待を込めてハンドルを握る。



10分後。大佐邸に到着。



大佐「俺の分も頑張ってきてくれ!
ちゃぼ「やっぱり行けませんか?」
大佐「俺は、すごく行きたいんだがなぁ。」

話をしながらスクリーンテントやテーブル等の荷物を詰め込む。

ちゃぼ「1人じゃ行くの面倒いなぁ。」そんな弱音も出てくるってものです。
大佐「では、嫁ちゃんと二人で行ってこい!」
ちゃぼ「へぇ? そうか!その手があったか!!
     ち、ちょっと連絡してみます。」

携帯で家に電話する。

ちゃぼ「キャンプ行く?」
ちゃぼ嫁「え〜!どうしよっかなぁ〜。」
なんて言っているが、明らかに行きたそうなの、まる分かり。
流石は、嫁。その存在など、すっかり忘れちゃってましたよ。

ちゃぼ「よし決定!冬服出しとけよ!」

と言い残し電話を切りました。
小田深山は、標高1000mの所にあるスキー場なのです。
昼間はそうでもないですけど、夜はかなり冷え込むので防寒対策も必要なのです。

ちゃぼ「では大佐、夫婦で行ってきます。」
大佐「よし。俺の分も頑張ってきてくれ!」

と、おもむろに財布から2000円を取り出しました。

ちゃぼ「あ、いいですよ餞別なんて。」(^-^;
大佐「なに勘違いをしているんだぁ!
    抽選券代だよ!!俺の分買っておいてくれ!!」

やっぱり大佐はギャンブラーです。
レースには行けなくても抽選会だけは、逃したくないらしい・・・。

大佐「日曜日に購入するように!」

しかも、曜日指定付きです。
僕は一体。。。。何の為に・・・・・!?