MTBのレースだ!の巻(その2 ロックオン) 

2000.06.03

いよいよ、レース会場に向かう事となった、キャンプチームご一行。
しかし、その前に食材を買わねば・・・

      そくさと、我が愛車に乗り込んだ2人は、まずは、今夜の晩飯の食材を買うためにダイエーへと向かった。
     本来なら、前の日から、食材は買っておき、カットするのもは事前にしておくのだが、今回はそうもいかない。
     何せ、天気予報は雨なんだもの!!
     しかもだ、参加者が多ければ、シェフもがんばる意欲も出ようが、隊員一人にそんな贅沢な食事を作るのも面倒だ。
     (許せ、チャボ隊員)
     しかも、私は後片付けが嫌いなのだ。
     2人しか居ないという事は、私も片付けなければならないではないか。
     よって、判決! ボンボン
     「適当に作る」と、言う事に納まってしまったのだ。もちろん、大佐の勝手な言い草だが・・・・シェフは私である。

     取り敢えず、ダイエーの到着する。天気も良好、いいキャンプが出来そうだ!
     さてと、何を作るか・・・と、言うより、何が食べたいかだが。
     簡単に作れる、パスタ「ペペロンチーノ」か、「たらこスパゲティー」かにしようかと思っていたのだが、
     私の視野の中に、両手を挙げて飛び込んでくるものがいた。
     「とろろ」である。正式名称「長いも」だ。摩り下ろしたり、スライスにしたりと、実においしい食べ物だ。
     私は悩んだ・・・・
     (大佐)「とろろか〜 山掛けうどんが食べたいよな〜 パスタには使った事ないしな〜」

     大佐「今日の晩飯決定!! 山かけうどん」
     チャボ「うどんっすか〜 パスタとかは???」
     大佐「なしっ!! 今晩はうどんです。」
     シェフの意見は絶対なのだ!!

     早速、買い物かごに、とろろ(長いも)を入れる。
     あとは、うどんに、わさびも入れる。
     大佐「卵は、どこだ?」
     チャボ「こっちです。ありましたよ。」
     大佐「よし、じゃあ一番新鮮なものを選ぶのだ。生だからな、当たったら大変だ。」
     チャボ「卵なんて、大丈夫っすよ。鶏だって常温の中で生きてるんですから。」
     大佐「そんなへ理屈はどうでも良いのだっ 新鮮なものを選択するべし」
     そう、シェフの意見は絶対なのだ!

     大佐「あと、何かいる?ウィンナーや、肉も欲しいな〜」
     チャボ「そうですね。やっぱ、炭は起こすんでしょ?」
     大佐「当たり前よ〜 キャンプに来て、炭火がないと雰囲気がでないだろう! ちゃんとBQコンロも持ってきた。」
     チャボ「流石!! 炭火で焼くウィンナーってうまいですよね。」
     大佐「最高だなありゃ〜 手間もかからんし、一石二鳥だな。」
        「よし、じゃあ、このあらびきウィンナーにしよう。2パックセットでお得だ!」
     おばちゃん「このウィンナーも試食してみてよ。そっちより、30円もお得だよ。」
     何だ、この親しげに話し掛けてくるおばちゃんは?
     振り向くと、試食コーナーのおばちゃんに、すでにロックオンされているではないか!
     しかも、その手には、試食用のウィンナーが!!
     大佐ともあろうものが、何たる不覚・・・
     
     早速、頂くとしよう!もぐもぐもぐ・・・・
     大佐「おいしかった〜 じゃぁ・・・・」
     その場を離れる大佐。慌てたようについてくる隊員の姿がそこにはあった。
     呆然と立ち尽くす、おばちゃんを尻目に、肉のコーナーへと移動する。

     焼き肉用の肉を買った後、アクエリアス2本買う。
     後は・・・夜食だな!夜食はやっぱり、カップラーメンに限る。
     私は、今、MYブームとなっている、「とうがらしラーメン 海鮮チゲ」を手にする。
     隊員は、無難にも「うどん」にするようだ。
     でも、夜もうどんで、夜食もうどんを食べるつもりか、こいつは!!

     全ての食材をかごに入れた我々は、レジへと向かう。
     昼時とあってか、レジ待ち客が多い。かなりの時間待たされる羽目になった。
     やっとの事で、レジを済ませた我々は、車へと向かう。と、突然!
     チャボ「大佐!!虫除けスプレーを買うのを忘れました!あと、電池も!!」
     大佐「何〜 あれを忘れてはならぬ。あれが無ければ我々は・・・・・死を覚悟しなくてはならんのだ!」
     なぜ、そうまでもして「虫除けスプレー」が必要なのか・・・
     あそこには、通称「小田虫」 正式名称?「ぶと」が生息する。
          小田虫: 高原に生息する虫で、服の上からでも刺し、血液を吸い取る恐るべき生命体。
                その傷痕は、大きく、そして、腫れる・・・掻くと、毒素が回り、ひどい時には発熱する。
                通常の蚊の数十倍の恐怖を持つ、生命体なのだ!!

    我々は、再び、ダイエー店内へと入り、目当てのものをGETした。
    さて、レジへ・・・・
    大佐/チャボ「あ〜、さっきより列が伸びてるじゃないか〜」
                                                                       続く・・・