MTBのレースだ!の巻(その3 嵐) 

2000.06.05

 いよいよ、買い出しも済ませ、出発する事となったキャンプチーム
試練はここから始まるのであった。
     

      い出しも終わり、いよいよ小田に向けて出発する事となった一行。
     快調に、国道を走る事30分、山越えへの道へと差し掛かった。
     ぽつっ ぽつっ ぽっつ・・・・ざぁぁぁぁぁぁぁ

     言わずとしれた大雨である。
     やはり天気予報は当たっていたのだ。
     走るにつれ、雨脚は激しく、我らの行く手を阻むかのように思えた。

     チャボ「あ〜、とうとう降っちゃいましたね。どうします?」
     大佐「どうしますって、言われてもだな〜
        一応、明日は曇りの予定だし、現地に行ってみない事にはわからんな〜」
     チャボ「そうですよね〜 あ〜明日のレースは泥だらけかな〜」
     大佐「それは免れんな、確実に泥だらけになる。」きっぱりと言い放つ。
        「取り敢えず、行ってみよう。考えるのはそれからだ!」

     まぁ、何と無責任な言葉であろうか・・・・
     だが、このレース、これで3年連続の雨となる。
     天気が良ければ、夜空には星が瞬き、とても言葉では言い表せないような
     美しい世界を見せてくれるのに・・・今年も雨だ・・・
     昨年も、泥だけになった。今年もか〜そんな感情を抱きながらも、
     ある考えに辿り着く。

     大会実行委員の中に雨男が居るに違いない。
     いや、絶対いる。しかも、強力な奴が・・・・・
     恐るべき、雨男。(念のために言っておくが、私は晴れ男だ。)

     山越えの道も終わりに差し掛かる頃、時間は、すでに1時になっていた。
     大佐「なぁ、腹減ったなぁ 飯にすっか〜?」
     チャボ「そうっすね〜 でも、この雨の中出て行くのも辛いですよね。」
     大佐「そうだな〜 辛いな。」

     そして、しばらく走ると一軒のラーメン屋が見えた。
     ここのラーメンはもつ肉をベースとしてスープをとり、唐辛子がたっぷりとかかっている割にそう辛くもなく、
     まったりとしていて・・・・つまりおいしいのだ。
     大佐「この店も随分と来てないな〜ここにしよう!」
     チャボ「そうですね。ここにしましょう!」

     昼飯決定である。
     私はもちろんラーメンを食す。600円
     チャボは飯物を食べるらしい。
     我々は、辛さと熱さを乗り越え、少し遅目の昼食を取った。
     大佐「しかし、なんだな〜 よく降る雨だな。」ズルズル・・・
     チャボ「明日は・・・・止みますかね。」バクバク・・・・
     大佐「分からんが、中止になる事は多分ないだろうな。」ズズズズズ・・・・
     チャボ「止むといいんですけどね〜。」バクバク・・・

     そんな会話をしつつも、楽しい?昼食は終了する。
     大佐「さて、出発するか〜」

     再び、我々は目的地に向け、出発する事となった。
     それから、走る事1時間、車はローソンに一度休憩を取った後、山道へと差し掛かった。
     依然として、雨は止みそうもなく、むしろ、雨脚は激しく、風は台風のようになっていた。

     車の中では、鈴木雅之のBESTアルバムがかかっている。
     ♪あなたに〜今ぁ 届けたい〜 この先 ずぅっとぉぉぉぉ♪♪
     二人とも、もはや気分は鈴木雅之である。

     後は、この山を登りきれば、目的地に到着する。
     長い道程(前振り)であったが、いよいよ到着だ。
     ♪ロンリィーチャァップリーィー 時は過ぎぃ〜♪

     山道を走る事40分、とうとう我々は目的地に到着した。
     ここが、小田なのね〜(何度も来た事あるのに・・・)
                                                      続く・・・