MTBのレースだ!の巻(その4 到着) 

2000.06.09

 やっとの事で、目的地に着いた我々を待っていたのは、
嵐のような風雨だった・・・・
     

      っとの事で目的地に辿り着いた。キャンプチーム一行、そこには、紛れもなく嵐の中に飛び込んだ、
     あほ二人の姿があった。

     大佐「やっぱり、雨だったな〜」
     チャボ「そうですね〜、雨って言うより嵐ですよ・・・
     大佐「こんな天気でキャンプする奴いると思うか?」
     チャボ「さぁ、どうでしょう〜」

     取り敢えず、キャンプ場に行ってみよう。
     我々は、救急車の横を摺り抜けて、キャンプ地に向かった。

     ここで、言っておくが、何故、救急車が居るのか?と、言う事だが、答えは簡単、毎年、誰かが怪我をするからだ!
     昨年より、コースを変えたせいか、怪我人はめっきり減ったが、それまでは、誰かが怪我をし、骨を折り、
     救急車で運ばれて行くのだ。
     今まで、時間をかけてきた、道を・・・・

     我々は、救急車の横を摺り抜けた後、細いあぜ道を通り、キャンプ地に到着した。
     キャンプ地とは言うものの、そこは単なるスキー場のコースの真ん中。
     地面には、斜度がついており、全てが下へ傾く、そして、小田虫の巣窟でもある、草原だ。

     嵐のような中でも、テントやタープを張っているものがいるではないか。
     タープは「ばたばた」となびき、テントは今にも飛ばされそうだ。
     何を考えているのだ!その心境を聞いてみたい気持ちをぐっと堪え、受付けへと急ぐ。
     と、向こうから受付の人たちが駆け寄ってくる。
     指示された、場所は、草ぼうぼうの場所で、如何にも、小田虫の家の上と言った感じだ。

     係員「この場所になります。」
     大佐「ここは、ちょっと・・・・もっと、下の場所はないのですか?」
     係員「あ〜、一応予定してるのですが、まぁ、この天気ですし、来ない人も居るでしょうから・・・わかりました。
         では、こちらへ移ってください。」

     何と物分かりの良い人だ。好感触である。
     早速、我々はその場所に車を止める。
     場所的には、一番南側で、すぐ後ろには、金網越しに貯水池が見える。
     まぁ、さっきの場所よりは、住み心地も良いだろう。

     大佐「やっと、着いたな。」
     チャボ「そうですね。でも、この雨の中どうします?」
     大佐「そうだな〜 まずは寝床を確保しよう。と、言ってもテントは張れんな。」
        「仕方ない、車で寝るか〜」

     我々は、雨の中にも関わらず、外に出て、クーラーなど濡れてもいいものを外に出し、
     助手席と、運転席に荷物を押し込んだ。

        我が愛車、「ハイラックスサーフ」は後部座席以降、トランクルームがフルフラットになるのだ。
        流石はサーフ!我が愛車である。

     荷物を前に寄せ、何とか落ち着きを取り戻すのに、どれくらいの時間が経っただろう。
     実際には、10分と経っていないだろう。

     大佐「なぁ、暇!!!」
     チャボ「そうっすね〜 する事がないですね〜」
     大佐「・・・・・」
     チャボ「・・・・」
     大佐「トイレでも行くか〜」
     チャボ「この雨の中ですか〜????」
     大佐「車でだよ、そんな雨の中で外には出れんだろう〜」
     チャボ「でも、運転席には荷物がありますよ。」
     大佐「仕方ないな・・・・除ける!」
     チャボ「結局、また、外に出るんじゃないですか〜」

     あぁ、何たる計画性の無い二人・・・

     嵐の中、しぶしぶ、車を出て、運転席の荷物を除ける、あほ二人の姿がそこにはあったのだった・・・
                                                            続く・・・