小田深山リッジランナーキャンプの巻(その8 レース2)
緊張してくると、人間はのどが渇き、水分を取りたくなるものだ。 そう、今の私がそれだ・・・ さっきから、一体どれだけのアクエリアスを飲んだだろう。 このまま行くと、お腹がたっぽんたっぽんになってしまう。 これは、危険極まりない状態だ。 ちゃぼは、着替えも済ませ、のんびりとくつろいでる。 立場が逆転すると、それもまた腹立たしい。 大佐「そろそろ行ってくるわー」 ちゃぼ「じゃぁ、もう少ししてから、応援に行きますよ。」 大佐「おーー」 しぶしぶ、会場に向かうが、その足取りは重い。 言い知れぬ緊張感で全身が包まれていく。 大佐「おしっこしたい・・・・」 集合場所に行くと、みんなが出走の時間を、今か今かと待っていた。 出走を待ち並んでいる後ろに入り込む。 そして、十数分後、レースは始まった・・・ スタートした時、「がんばれーー」と言う応援で会場は一色となる。 声援を受け、私もペダルを踏む足に、力が入る。 入るが、重い。いや、遅い。!Σ( ̄□ ̄|||) 練習をしてないので無理も無いが、いつも以上に力が入らない。 こ・これが、年を取ったと言う事なのか!! (ノ゜o゜)ノ オオオオォォォォォォ- 去年は、登れていた坂道。全く無理。 いつもは、押しても走っていた坂道。 全然ダメ。 まるっきり体力が落ちている。筋力、持久力ガタ落ち。 そして、怒涛の如くレースは終わる。 結果は、聞く間でもない。散々足る結果だった。 レースが終わったと言う安著感と、何も考える事の出来ない疲労感。 一度座ると動けなくなるのではないかと思うほどだ。 でも、これで、レースが終わった。ひどい結果だったけど・・・・ ちゃぼ「大佐ぁー 遅いっすよ!!」 大佐「ハァハァ 引退しますっ 普通のおじさんになります。」 ちゃぼ「そんな事言わずに、次、がんばりましょう。」 大佐「ハァハァ 気力と体力の限界を知りました。ハァハァ」 |