小田深山リッジランナーキャンプの巻(その9 くつろぎ)
レースが終われば、こっちのもの。 さっさと着替えを済ませると、やっと落ち着いて飯が食えると言うものだ。 カップラーメンを啜り、腹具合を落ち着かせる。 外で食べると、カップラーメンも実にうまい。 山の谷間を通りぬけていく風。遠くの方で聞こえる歓声。 本部席からのアナウンスの声も、山に反響して聞こえてくる。 そして、テントの側から聞こえる、ラーメンを啜る音。ズズズズッーーー 何もかも、のどかに時を刻んでいく。 レースでもっとも落ち着く瞬間が、今この時なのだ。 のどかだ・・・・ 誰もが、そう思っている。 ラーメンを食べ終わると、腹具合もずいぶんと落ち着いてきた。 少しづつ身の回りを片付けながら、最期のひとときを楽しむ。 ちゃぼ「そろそろ、レース見に行きませんか?」 大 佐「おー そうだな。見に行こうか。」 チャンピオンクラスには、同じチームメンバーも出走している。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ チャンピオンクラスにもなると、山を駆け抜けていくスピードが違う。 もう、毎日のように練習しているからなのだろう。 コースを過ぎ去っていく、選手に応援コールを送りつづける。 大佐「ファイトー」 大佐「ちゃぼも、これくらい走れたらなぁ」 ちゃぼ「それは、大佐も一緒の事でしょー」 大佐「いやいや、俺はもう引退だし。」 ちゃぼ「まだ、そんな事を言ってるんですかぁ〜」 そうこうしているうちに、レースは終盤を迎え、選手たちはゴールしていった。 レース観戦を済ませると、残るはあと一つ。 この為に来たと言っても過言ではないイベント。 そう、閉会式。 いや、お楽しみ抽選会である。 今回も、めいいっぱい商品をGETしていきたい。 いや、しなければならないのだ。 最後の闘いが切って落とされるのだ!! 来い!!かかってこい!! 本部席に睨みを利かせる2人であった。 |