思ひ出V(恐怖体験2001)・・・の巻
今回は、昔、実際に起こった、恐怖の物語である。
ひぇぇぇぇ〜
この季節(夏)の風物詩ともなってきた、怪談話。 実はと言うと、私は、大のお化け嫌いである。 事、日本の幽霊と言うものは、全く持って、ダメ。 洋画である、モンスター系や、サイコ系は、全然大丈夫なのだが、 この、怨念とか、恨み、つらみ、そねみ・・・・ 書いてるだけで、寒気がしてくるほどである。 この話を書き終わる頃には、きっと、寒イボだらけになっているだろう。 例え、誰かさんが、「怨念が、おんねん」とささやいても、ピクリともしないくらいに。 (ほら、何となく寒くなってきたでしょう?) 今年も、また、やってるかどうかは、定かではないが、この季節になると、 「あなたの知らない世界」をお昼の時間帯にやっていた。 日テレだったかな。そう、新倉岩雄先生です。 小学生の頃は、わたしゃ、あんたが恐かったよ。┏(|||`□´|||;;)┓ 今も、出演しているのでしょうか・・・・ そんな事は、さて置き、「恐いもの見たさ」と言うのは、小さい子供にもそれはある。 恐いのに、「あなたの知らない世界」を見てしまう、自分。 明るく「いいとも!」にしておけばいいのに・・・・ きっと、今でもやってたら、見てしまうんだろうな〜 あれは、私が小学生の4年生の頃の夏休み・・・・ 私と弟は、2階の子供部屋に城を構え、二人仲良く、2段ベットに寝ていた。 私は、見晴らしもいい、2段目。弟は、1段目(4歳離れているから、当時は小1) 当時、私の家の東側には家が無く。ずっと向こうの川が見えるくらいだった。 (そう、魚取りをしている川。上流には亀の王国がある。) 距離にして、100〜200mくらいは、間には、川と田んぼがあるだけだった。 いつも通りに、夏の日は、窓を開け放し眠る。 2人は、昼間の遊び疲れもあって、就寝した。実に寝苦しい日でした。 真夜中、ふと私の目が覚める。 (これって、やばい時なんだってね。人間の危険察知能力らしい) 突然の金縛り一歩手前。 目だけは動かせるが、その時は、どうする事も出来なかった。 そして、ふと窓の方に、視線を向ける・・・・ そ・そこには・・・・・ 遠くの方で(川の向こう)、火の玉が揺らいでいるではないか!! しかも、3つ並んで!!!ΣΣ┏(|||`□´|||;;)┓ が−ん 一瞬のうちに、凍りつく。カキッ 完全に金縛り状態。 その間、長い様に感じられたが、実際の時間は短かったのかもしれない。 しかし、目は遠く一点を見据えたままとなっている。 普通、火の玉ってゆらゆらと移動するように思っているだろうが、 その時は、3つとも、その場に留まっていた。 まるで、じっとこちらを見ているかのように・・・ 何とか目を閉じ、布団(タオルケット)の中にむぐり込む。 今考えると、金縛り状態で、よくそこまで動けたものだ。 その時は、きっと必死の思いで、潜り込んだのだろう。 だって、声すらも出ない状態だったからね。 そして、何分たったのだろうか・・・・ やはりうずいてくる、恐いもの見たさ。 そっと、布団から顔を出し(その時には、金縛りは溶けていた)、窓を見る。 でも、もうそこには、火の玉の姿はなかった。 当然、私は、急いで窓を閉め、布団に再び、潜り込んだのは言う間でもないだろう。 あの時は、死ぬほど恐かった・・・・ それが、私の唯一の心霊体験である。 今でも、窓を開けて寝るのは、勇気がいる。 って言うか、ほとんど、閉めて寝てるね。暑くても。
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