28時間・・・  の巻

こんな経験滅多にない・・・
って、言うか出来る事なら避けて通りたい。
48時間って言う映画あったけど、今回は28時間の話

  

 れは、今から数年前の出来事でした・・・

私は、一応、一応一応、スキー部に所属している。
今も、昔も幽霊部員に近い所はあるが・・・・あっ 今は確実に幽霊部員以下だな。
まぁ、そんな事は置いておいて。

毎年、冬になると、「組合」主催のスキーツアーが行なわれる。
もちろん、スキー部足るもの、そのツアーの手伝いを組合の人と共に行なっていくわけだが。

その年も例年の如く、スキーツアーは開催された。
しかも、その年の目的地は『信州』 もちろん、八方尾根である。
幽霊部員の私とて、八方は魅力的!!

<ぴょんぴょん平>をぴょんぴょんしたくなってくる。
(出来るはずもないのだが・・・・そんな腕は持ち合わせてない)

もちろん、私は申し込んだ。そりゃ、行くさっ

ちなみに、ここ<四国>から信州まではかなりの時間、車に揺られなければならない。
瀬戸大橋を通り、山陽自動車道をひた走り、中国、名神、中央道、長野道と繋がる。
時間にして、9時間。
夜出て、明け方着く感じだ。
過去、数回信州にまで足を運んだ事があるが、ナビしかした事はない
どうも、私に運転を任せる事を、暗黙の了解の内に決まっているようだ。

はて・・・・なぜだろう・・・・


さてさて、ツアー当日。
出発予定時刻を30分過ぎて、愛媛を出発した。
なんの事はない。30分のズレである。
バスは快調に走る。
しばらくの間は、皆これからのツアーの事で盛りあがる。
しかし、次の日の朝は早いので、自ずと眠りにつくのも早くなる。
中国自動車道を走っている頃には、私はすでに夢の中であった。
ただ、雪がちらほらと降っているのは、なんとなく覚えているが・・・

次に目を覚ましたのは、吹田ジャンクションであった。
快調、快調、若干、雪で遅れてはいるものの、まずますである。
そして、就寝時間となる。

そして、次に目を覚ましたのが、明け方だった。
場所は・・・・京都西・・・京都にしーーー
あれから、数時間経ってると言うのに、なんで京都なんだ??
( ̄□ ̄;)!!

どうやら、雪の為に高速が、高速になってないようだ。
しかも、渋滞のど真ん中!
トイレ休憩を済ませ、再び、バスへ
そして、また、眠りにつく。

完全に朝である!!
もう、とっくに信州についていてもおかしくない時間帯。
なんで、まだ、高速の上?
まぁ、夕べから、今朝にかけての雪が渋滞となっているのだろう。
多少の事は仕方ないさっ 昼までには、着くだろう。
俺の心は寛大なのさっ ヽ(´▽`)/へへっ

添乗員の人も、この事態を気にしているようだ。
すかさず、ビデオをかける。
でも、私は、乗り物酔いをするため、ビデオなんて見てたら一撃で地獄行き
しかも、寅さんも、興味無し。

昼・・・未だに目的地は程遠い。

今夜の夕飯は、ホテルの目玉「すき焼き食べ放題」。

夕飯に間に合うのだろうか・・・・
その日、滑る予定だったのに、2000歩譲って、それは諦めた。
しかし、夕飯だけは諦めれん!!

・・・・・

だが、無常にも、長野に入ったのは、夕方だった・・・
目的地の八方までは、まだ時間がかかる。
俺の・・・俺達の夕飯が・・・・

非常に空腹状態。

ビデオも見飽きた。(結局、見たのだ)
見すぎて、帰りの分がなくなった。

TVも見るものなんてない。画像悪いし・・・・
寝るのにも、飽きた。って、言うか、もう寝れん。(-.-)


出発から、24時間目。

バスの中は、拍手で渦まいた。
それはすでに、スキーツアーではなく、バス乗車我慢大会である。
そうそう、こんなに長い間、バスに乗ってて、トイレは?って思うでしょ。
それが、大丈夫なの。
バス進まないから・・・・
途中で降りて、コンビニとか、ちょっと路地(女性は困っていたが)、GSとか
用をたして、出てくるでしょ。
歩いても、バスに追いつくの。
それほど進んでないって事。

だが、ここで問題が起きた・・・・
添乗員からのお言葉・・・・

「今夜の0時までにホテルに入らないと、チェックインできない。」

そんなもん、電話でもなんでもしてなんとかしろよっ
って、感じである。

ここから、ホテルまでは、まで距離がある。
しかも、バスはこんな調子。┓(´_`)┏

2時間前に見た看板が、まだ肉眼で確認できるレベルである。

計算しても、間に合うはずがない・・・・
夕飯どころか、寝床までも失うのだ。
じゃぁ、なにか俺達は、信州の雪を見に来た観光客か??

ここまで来ると、一種の連帯感と言う物が産まれてくる。
不思議だね。

まぁ、ホテルには、無事、11時55分に到着
作ったようだけど、これほんと。奇跡!!

で、添乗員に言われたのが・・・
添乗員「これから、すき焼き、焼肉の食べ放題を食べてください。」

おいおいおい、もう、0時過ぎてるんだよ。
今から、肉をたらふく食えって言うの?
よく言えるね、そんな事・・・
もちろん、食うさ、食ってやる。パンシ○ンでも用意しとけよ。
と、言ってやりたい気分だ。

で、時間も深夜1時を回ってしまってるので、
みんな、速攻でご就寝。
昨日、滑れなかった分を取り戻すために・・・

翌朝は晴れた!!良い天気である。
しかし、高いホテルにいた時間は、数時間だったな・・・・・
しかも、大浴場は、工事中だって・・・
ふざけるっちゅーの。

しかし、文句を言っても仕方ない。
時間の無駄だ。
さぁ、昼まで滑るぞー(昼から退却です。)

で、昼飯は、また、焼肉食い放題。
みんなー 騙されるなよー

ばくばくばくっ もうやけ食い 

くそー こうなったら、食ってやる〜〜

PS:帰りは無事に帰れました。渋滞に巻き込まれる事なく。

        




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