白の恐怖・・・  の巻

健康に気を付けてますか?
自分の体は、自分が一番知ってる!!
なんて、言ってもやられる時にはやられてる・

  

 私の会社では、この時期(11月末〜12月)健康診断が行われる。
ある程度の、会社や事業所では当然の如くあるのでるはないだろうか。
個人店や、小さな所ではないのかもしれない・・・

今回は、そんな健康診断についての話である。

なぜか、うちの会社では、この寒くなってきた時期に行われる。
着替えをするのも、移動をするのも、実に寒いのだ。

それはさて置き、健康診断と言っても、馬鹿にはできない。
健康だと思っていても、『いつのまにか病気に蝕まれていた。』
何てことも少なくはないはず。

早期発見はとても大切な事で、自分の生命にも多いに関係する所だ。

かく言う、私も今日は健康診断に行ってきた。
30歳にもなると、どこかしら異常が現れてくる年頃。
今回からは、血液検査や、心電図がプラスされ、
今日も血を抜いてきたばかりだ。

私の場合、血液検査の結果はともかく、ありがたい事に、特に異常もない。
まぁ、強いて言えば、運動不足なだけらしい。
まぁ、仕事上、一日中パソコンに向かうなんて事もあるわけで、
元々、姿勢が悪い上に、ずっと座りっぱなしとなると、腰や背中、肩にも
負担をかけ過ぎるらしいのだ。

この健康診断は、年負う毎に、検査は追加されて行く。
あと5年もすると、胃の検査も加わる事だろう。
あの白いバリウムと言う奴も飲まなくてはいけなくなるのだ。





会社の、とある先輩。
彼は、今回もバリウム検査である。
白くて、まずいものを、ごくごくと飲んできたらしい。

どうやら、バリウムを飲んだ後は、下剤を飲むらしいのだが、
その下剤の効きは、約5〜6時間後に現れるのだそうだ。

先輩「朝から、バリウム飲んで気分悪いよ。」
ぺり「大変ですね。」
先輩「今が、3時だから、そろそろ下剤が効いてくる頃だな。」
ぺり「じゃぁ、がんばって、ぶりぶりやってくださいよ。」


その会話から、2時間後・・・・


ぺり「お腹の調子はどうですか?」
先輩「それがなぁー 一度はモヨオシタんだけど、ちょうど行けなくてな。」
ぺり「それで・・・?」
先輩「未だに、モヨオシテナイ。」
ぺり「大丈夫なんですか??」

先輩B「○○さんは、出なくて、病院行ったらしいよ。かなり辛いんだって。」
先輩「ホントですか!?」
ぺり「ほらね。もっと下剤飲めばどうです?」
先輩「貰ってこようと思ってたんだけど、貰ってない・・・けど、まぁ、出るだろ。」


更に、その会話から時間後・・・・


先輩出ないよー(・_・

その声は、半分泣き崩れるように、そして、お腹を心配するように
『どうしよぉ〜』の成分が98%くらい含まれる言葉だった。

ぺり「もうね。お腹の中では固まってますよ。だって、バリウム飲んでから
   12時間以上経ってるんですよ。もう、腸は閉鎖です。ストライキですよ。
   そのうち、バリウムが吸収されて、手の辺りが白くなります。」
先輩「そんな事はないだろ・・・・」
ぺり「植物は、赤い水を吸うと、葉が赤くなるんですよ。」
先輩「俺は、植物じゃないしさぁ」

ぺり「それか、腸が閉鎖状態ですからね。もう出ませんよ。一生・・・
   最悪は、手術です。しかも、お尻から!!」
先輩「あぁーー それはいやだぁ〜〜」
ぺり「でも、もう手後れです。固まっちゃいましたからね。」

先輩「おまえ、人事になると、妙に嬉しそうだな。」
ぺり「へっへっへっ 人の不幸は密の味って言ってですね。うけけけ」
先輩「くぅーー」

ぺり「いやぁ〜 明日の朝が楽しみになってきた!!」
先輩「そんな事で喜ぶんじゃねぇ〜」


翌日・・・・ チュンチュン


先輩「ふっふっふ。出たよ。ちゃんと出た。」
ぺり「何がですか!?」
先輩「昨日、あれだけ喜んでおいて・・・」
ぺり「あぁー 例の白いブツですか!?」

先輩「あれから、帰ってコーラック飲んだりしてな。夜中の2時にモヨオシタ。
   それから、通う事2時間。おかげで俺は睡眠不足じゃ!!
ぺり「でも、手術も捨て難かったのいなぁ」


みなさん。「健康診断か、面倒臭いなぁ」などと、侮っては行けません。
どこで、不幸が待ち受けているかわかりませんからね。
便秘気味だなって人は、下剤を余分目に貰っておきましょう。

お尻の手術が嫌ならね。うけけけっ