横浜襲来 裏出張報告書・・・  の巻


11/20〜11/23:横浜出張
その裏に隠された 旅行記を報告します。

  

プロローグ
私は、とある任務(仕事)を任されていた。
様々な経緯の上、その任務のため、神奈川県 相模原まで出張となった。
しかし、その任務の一部を担う某メーカーも、新横浜にある事がわかり、
「じゃぁ、ついでにそっちも寄ってやるぜ!!」と、
勝手にそちらにもお邪魔する事にしたのだ。

結果・・・11/20〜11/23という、恐れ多い極楽長期出張
行く事になってしまったのである。

関西出張は多くとも、関東出張なんてなかなか無い、うちの部署。
これはかなり楽しみな出張である事は、間違い無いだろう。うけけっ


11月20日
 今日は待ちに待った横浜出張の日である。
飛行機は、ANAを選択。って言うか時間的にそれしかなかったわけだが。
時間は2時20分に、松山空港を発つ事になっていた。

今日は、移動のみなのに、何故か昼出発。

それはもちろん、ホテルには5時前には着く事が出来るだろうから、
その後は、ゆったりと『みなとみらい21』を散策すると言う裏任務があったからだ。

私は、会社の車を使い、空港へ移動、飛行機に乗るとあっと言う間に羽田空港に着いた。

いやいや、世の中の進歩とは大したものだ。
一時間ちょっとで、松山から東京まで行ってしまうのだからな。

しかし、基本的に、私は方向音痴である。方角の概念というモノが備わってない。
いや、方位磁石が機能されていないのか、壊れてしまっているのだろう。
頭の中のコンパスは、常にぐるぐる回っているのだ。

羽田に着いた、私は、先輩に教わった通り、シャトルバスに乗り、一気に横浜を目指す。
電車でちんたらと行ったのでは、何回乗り継ぎをしないといけないことか・・・
そんな事をしたら、確実に迷子の子猫ちゃんになってしまうのだ。

ベイブリッジを渡り、どんどんと横浜に近づいて行く。

しかし、そんな予想も当らずとも遠からず。

たった一度の乗り換え、横浜駅で、京浜東北線に乗り桜木町まで移動。
その東北線に乗れない・・・いや、東北線がわからないのだ・・・

うぅ・・・  いきなり戸惑ってしまうじゃないですか。(−。−;)
何で、こんなにいっぱい路線があるんだよ。
どれか一つにしなさいって・・・・

取り敢えず、たった一駅である。
東北線じゃ無くても、何でもいいやと、目の前にあるJRで移動するのだ。

私は、一人旅と言う物が、本来苦手である。
一人だと、道に迷うから・・・  それに、話し相手がいないのは、とっても寂しいから。
こう見えても、とても寂しがりやの好青年なのである。

そんな事を思っていると、一駅なんてものはあっと言う間に着いてしまう。
駅を降りると、そこはもうホテル!!

ふっ ちょろいモンだぜ!!( ̄ー ̄)ニヤリッ

どこから湧いたか、変な自信だけが、周りをオーラの如く包んでいた・・・


ホテルからの眺めはサイコーだ!!
   ↑(左下には、日本丸が見えてる)


取りあえず、ちょちょいと荷物をばらした私は、早速、第一の任務に取り掛かる。



裏任務 その1 『ランドマークを制圧せよ!』


ホテルの窓からも見える、みなとみらいの中でも、一番に目立ち、
天に高くそびえるビル。ランドマーク!!
そこを制圧せよとの任務が課せられていたのだ。

ランドマークか・・・ ここから歩いても、5分くらいだろう。
しかも、動く歩道付きなので、そんなに苦労もなく行き着く事が出来るはず。

早速、身支度をするとホテルを後にし、ランドマークを目指し外に出た。
しかし、なんともでかいビルである。
迷い様がないくらいに目立ってる。

ちょうどオフィス街からの帰り道の、サラリーマンや、OLの人たちとは
逆行する形で、ランドマークにたどり着いた。

ランドマーク・・・69階には、横浜を一望できる展望台が用意されている。
その名も、スカイガーデン。

案内係のお姉様に従い、エレベーターに乗る事、40秒。
あっと言う間に、69階。(何でも、ギネスに乗ってる最速エレベーターらしい)

そこはもう素敵な夢の世界。
360度 地上に降りた星のパレードである。

でもね。エレベーターに乗る時点で、薄々は感じてたんだよ。
これって、ヤバイんじゃないかなぁ〜って。

眺めは、とっても奇麗なのさ。
なんてたって、横浜の夜景を一望できるんだからね。

でもね。周りはカップルだらけなのよ。

彼女なんて、もううっとりさぁ
だからね、男1人で来る場所じゃないのね。

いるのはカップル、もしくは、おっちゃん/おばちゃんの旅行客。

心の中では、「さみしいよ〜〜」と、「目の前でいちゃつくんじゃねー」
の繰り返し。くそ・くそ・くそ。
みんなが俺をいじめるよー   完全に敗北なのである。
制圧も何もあったもんじゃない。

夜景は奇麗。見えてよかった。でも、一人じゃやだっ!!
やだっやだっやだっ

私は、横浜の空中で砕け散っていた・・・・
しかも、粉々に。



粉々になった私を拾い集め、何とかランドマークから逃げ出した。

「ふぅ〜〜 危うく、俺が星になるところだった。」

訳の分からないまま、エレベーターから降りると、そこにはモール街が現れる。

そろそろ腹も減っていたし、うろうろとしながら、晩飯の場所でも決めてまわろう。

所々で、土産物を散策しながらも、飯の場所を探す。
しかし、どこも値段の高そうな店ばかりだ。

と、少し外れに、1軒の焼き鳥屋を発見。『ただいま、半額中!』
半額中の文字が嘆かわしい。

「ふっ 今日の晩飯は焼き鳥に決定だな。」

中は、なんだか洒落た感じ。
「焼き鳥やだよね・・・?」
店員に案内されるままに、席に座ると、グラスビールを頼む。
「横浜襲来に 乾杯!!」

そして、5品ほどを注文する。
内容は、カワ、トリネギ等のありきたりの物。
しばらくして、注文の品が運ばれるが・・・・

「1本づつかい!!」

5品頼んで、串5本・・・ 普通さ、2本とかついてないかい!?
これが半額の意味なのか??

ぺり「すみませーん ビールおかわり!!」

とにかく、食おう。
焼き鳥を食いながら、ビールをぐびぐびと飲み干していく。

しかし、今日は疲れたな。
移動だけでも、疲れるからなぁ
今日一日をいろいろと振り返りながら、ビールと焼き鳥は腹の中に収まっていく。

ぺり「おあいそ。」
店員「1680円です。」
ぺり「・・・・」

串5本と、グラスビール2杯で、1700円も請求されるとは思ってなかった。
おらの町では、1700円もあったら、腹いっぱいになるぞ。
しぶしぶ代金を払うと、モール街を後にするのでありました。

横浜の夜風は、肌に染みるのぉ〜〜〜 ぴゅーーー



つづく   つづきはこちら