マレーシア紀行・・・  の巻

急遽、出張でマレーシアに行く事になったワタクシ。
マレーシア。未知の国
知識0で挑む、魅惑の国

  その8

6月29日


アラルンプールの街から、国際空港までは、車で1時間から1時間半ほどの時間がかかる。
案内をしてくれた人の車で、高速道路を空港に向けて走って行く。

しばらく走ったとき、運転をしていた案内をしてくれた人が呟いた。



案内「ガソリンがない。」


ぺり「( ̄□ ̄;)!!」



見ると、【E】マークの寸前にまできている。

日本とマレーシア  高速道路で違うところ。
パーキングアエリアが、ほとんど無い事である。

しかも、国際空港は、パーム椰子畑に作られた空港。
要するに、ジャングルの中に、ポツンとある空港なのだ。

実際、高速道路を走っていても、周りはすべてジャングル。
こんな所でガス欠で止まった時には、飛行機に乗り遅れるだけでなく
命すらどうなるかわかったものではい。

空港までは、まだ数十Kmはあると思われる。
果たして、この車はいつ止まるのだろうか・・・・

言い知れぬ不安が車内を襲う。
これに比べれば、ドリアンの苦しさは、まだ我慢が出来ると言うモノだろう。


そして、とうとう【E】赤く点灯し始めた・・・・

いよいよ、車がガス欠になる時が近づいてきたのだ。

しかも、前方には、巨大な上り坂が現れた。
もはや、ここまでか・・・・

案内「エアコン切らせて貰いますね。」σ(^◇^;)
ぺり「切って下さい。。。」(-_-)

そして、登り坂を登り始める。
その道路脇には、一台のバイクが止まっている。
きっと、ガス欠なのだろう。。。。
あれは、自分達の未来の姿なのだろうか。


長い長い登り坂を登り、惰性で下り坂を降りて行く。

すると天の助けか、空港の看板が現れ始めた。
あと数Kmでスタンドのあるエリアに入るらしい。

お願いだから、そこまで持っていて欲しい。


( ̄人 ̄) お願いです 


そして、天は見捨ててなかった。
ギリギリのところで、ガソリンスタンドに到着したのだ。
あぁー  神様。ありがとう。
この時ほど、神様に感謝したことなかっただろう。


そして、ガソリンを満タンにした車は、少し先の空港に無事辿りついたのでありました。


 ← 国際空港(この先は、パーム椰子畑)


ここで、案内をしてくれた人ともお別れである。
ありがとう。ワタクシは、凄く貴重な体験をしたような気がします。
2度と味わう事がないかもしれない経験の数々。。。

いろんな意味でありがとう。(


別れを告げ、チェックインすると、空港内の免税店でお土産を少し買い、飛行機に乗りこむのでした。

長いようで短かった、マレーシアの旅がここに終わりを迎える。



ありがとう、マレーシア

また、来ます。m(_ _)m