『ぺり肉』
SAPL肉シリーズ 第四弾
この「ぺり肉」まじな所で進めます。
落ちなんてない。
まじめな話・・・
『はつ恋の君』
誰しも、初恋と言う物はある。 幼稚園の先生だったり、小学生の先生だったり、近所のお姉さんとか・・・・ 誰しもが通り抜ける通過点でもある。 私の場合、非常に奥手な性格だった。 今のなって思えば、これが初恋だったのかどうか・・・と言うところである。 今回は誰もが通るそんな話。 *********************************** 時は、小学4年生。 そろそろ周辺では、血気盛んな男の子達や、おませな女の子が出没する時期。 私はごく普通な男の子だった。 別に、誰かを意識するわけでもなく、友達と遊ぶのが大好きな、普通の生活。 この頃の流行りは、友達の誕生日会などだった。 月に一人は、そう言う奴がいる。 今日はあいつの家で・・・とかね。 そんな誕生日会の時だった。 仲の良い男女が入り混じっての誕生日会。 主役の男の子だが、実は好きな女の子がいるらしい。 そんな話になった。 その場ではつきとめなかったが、後日の話、その中にいたのだ。 そりゃ、恥ずかしくて言えないはずだ。 そう言う男の子のひそひそ話。 ある奴が言い出す。 男子A「俺、言ったんだから、お前も言えよ。」 男子B「そ・そかぁ〜 じゃぁ、言うよ。俺は ○×子が好き・・・かな。」 恥ずかしそうに答える。 お前は?、お前は?と、5、6人の集団で告白タイムが始まった。 で、俺の番が来た。 男子A「お前は誰?」 俺 「俺か?別にいないけどなー」 男子 「嘘だぁー みんな言ったんだぞ!!」 俺 「んー 本当にいないんだよ。」 男子B「じゃぁ、今考えて、誰が思い浮かぶ?」 俺 「んー 今、思い浮かぶのは・・・△□子かなぁ」 男子 「ふーん 、やっぱいるじゃん!!」 そう言う風になると、今まで普通に話ていたのに、何故か意識し始めてしまう。 同じクラス。しかも、席も近く。斜め前。 授業中にふと目が行く。 俺「(俺、なんか意識してる・・・ やっぱ、好きなのかなぁ〜)」 どんどんその思いは膨らんで行く。 そしていつしか、それは好きに変わってしまっていた。 話をするのがうれしかったり、妙に意地悪な事を言ってしまったり。 所謂、典型的なパターン。 しかし、そんな楽しい日々は長くは続かなかった。 3学期が終わりに近づく頃、先生からの話があった。 なんとそれは、彼女の転校。 俺はショックだった。子供の心にしてもショックだった。 でも、それは仕方のない事。 数日後、お別れ会があった。 そして、学期の終わりと共に、彼女は転校して行った。 どこへ行ったかは、記憶の彼方へと飛んで行ってしまってる。 それと同時に、俺の想いも終わりを告げた・・・ ********************************** 期間が短かった(3ヶ月くらい)だけに、思い出も薄らぐのが早かった。 でも、記憶の片隅からは消えてない所が、初恋なのかも・・・・ そんな少年時代の話。 |