科学の色

チョーク(1)

焼きセッコウのチョーク  焼きセッコウ?・・・・ということは、硫酸カルシウム?・・・・


 S出高校のある教室で見つけたチョーク(白墨)の箱(右写真)。なんと焼きセッコウと書かれている。

 これまで化学の授業で、「チョークは、貝やサンゴと同じく炭酸カルシウムが主成分。塩酸等の強酸に溶け、二酸化炭素が発生する。」としてきたが、過ちだったのだろうか・・・?

 さらに、炭酸カルシウム(弱酸強塩基からできた塩)だから土壌の中和剤になるはずと、藍畑にまき続けたのも意味がなかったのだろうか・・・?

 とその時、教卓の中にもう一つのチョーク箱を発見!「ダストレスチョーク、炭カル」、これは炭酸カルシウムでできているようだ。どうもチョークは、硫酸カルシウム(焼きセッコウ)製と炭酸カルシウム(炭カル)製の2種類あるようだ。

 硫酸カルシウム製は、持った感じが軽く、書き味がなめらか。形が少し円錐状(オーバーに言えばコルク栓)。メーカーはクラウン。

 炭酸カルシウム製は、ずしっと重く(密度が高い)、書いてもあまりちびない。円柱形で、指を汚さないようにチョーク全体がコーティングされている。 メーカーは、日本理化学工業(株)となっている。

 本物はどっちだ!ということで、チョークについて少し調べてみることにする。

(2006/7/23、TAKA)

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