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現像の怪

プリントの裏の数字の謎

1年前、「大魔王のコマ」の写真に苦労した。
照明の強さ・距離、シャッター速度等の条件を変えながら、シャッターを押し続けた。写真屋Aに現像を依頼、ワクワクしながら45分待った。できあがった写真を見ると思ったほど明るさに差がない。

2回目も同様だったので、写真屋さんに「明度調整をしているのでは?」と問いただしたが、していないと言い張る。


2ヶ月前、「シャボン膜の撮影」の写真で、同様に条件を変えながら写真を撮った。写真屋Bに現像を依頼、結果は同様でシャッター速度を4倍以上変えているのに、できあがりの明るさに差がない。

やはり明るさ調整していた!

写真屋Bによると、機械が自動的に明度調整したものを、肉眼で再度調整するそうだ。(撮影(2)参照

その調整値は、すべてプリントの裏面に印刷されているとのこと(下の写真の中央数字)。

写真屋Aの裏面 写真屋Aの裏面

写真屋Bの情報等をもとに数字や記号の意味がわかった。
コダックのものは、左から、現像所名、(コマ番号)何枚目かの数字、お店の番号照合、色合いと濃度の補正、プリント作成順序となっている。色合いと濃度の補正はN、或いはプラスマイナスの記号を付けた数字で表される。

(2003/2/2、TAKA)

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