シャボン玉>シャボン玉の撮影
(1)勝手に明度調整
シャボン玉の撮影は、非常に困難だ。
特に「色いろいろ」は、バックが黒いためシャボン玉の背景も黒くする必要がある。(究極の無彩色である黒の上のみ虹色のシャボン玉の本当の色が表現できると思う)
「黒い膜」でも書いた通り、バックを黒くするため暗室で撮影した。当然バックは黒いカーテン。照明は、バックのカーテンに光を当てないため斜めから当て、さらにレフ板(白い紙)の間接光を使用した。
フィルムは感度800を使用し、シャッター速度を1/60、1/30、1/15と変えながら撮影し、最適の速さを探ろうとした。
シャッター速度1/60 シャッター速度1/15
上の2枚の写真は未加工ののもである。(より見た目に近づけるため、もしくはバックの黒と違和感をなくすため目的物以外は黒く加工することがある)
お気づきだと思うが、本来暗いはずの「シャッター速度1/60」のバックが明るく写っているのだ。
おかしいと思い写真屋に問いただすと、
ナント勝手に明度調整をしているとのこと。
1時間程度でプリントできる写真屋のプリント機は、ネガの明るさから適性明度をはじき出し、それをもとに写真屋さんが判断して明度調整をするとのこと。例えば夕焼けの写真は昼間のように明るく機械は出そうとするが、写真屋さんが夕焼けと判断すれば、マイナス調整し夕焼けらしくするということだ。(写真の裏に調整値が印刷されているらしい)
さらにプリント機のオート設定は、デフォルト(無調整)にできないとのこと。(本当だろうか??)
すなわち今回の試み(最適シャッター速度を探る)は、全く無駄であるということだ。
ただし、バックを黒くするためには、シャッター速度を遅くするほうがよさそうだ。
この問題を解決するためには、「リバーサルフィルムを使用すればよい」とのことなので、購入してしまった。結果は後日!(2002/11/24、TAKA)
シャボン玉の撮影:(1)撮勝手に明度調整|(2)照明について|(3)リバーサルフィルムとデイライト|(4)板状レフ板|(5)ドーム状レフ板|(6)手作り大型ドーム|(7)くらうんとのコラボ>|(8)ドームのてっぺんから
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