あらゆるものが大量生産され,規格化されてきた現在では,職人芸とか名人芸とかといった言葉もほとんど聞かれなってきている。将来その道の職人と言われる人も消滅の一途を辿る事が予想されるが,和菓子の木型職人も例外ではない。 そんな菓子木型が 平成十一年二月十六日香川県庁において真鍋知事より伝統工芸の認定を受けた。これは日本の誇る和菓子文化の裏方として、その分野で末永く貢献しろとの激励でもあると認識して、一日も長く技の研鑚に励み、願わくは後継者の育成にも貢献する事が出来ればと思っている。 |
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和菓子づくりに欠かせない菓子木型は、江戸時代に発祥したと言われる。魚や花などの図柄を何種類ものノミ、彫刻刀で、左右凸凹を逆に彫っていく。完成した木型を2枚重ね、砂糖や餡などの材料を入れて抜き出すと様々な形の和菓子ができあがる。決して表に出ない地味な存在の菓子木型だが、人々の目を舌を愉ませてくれる和菓子になくてはならないのだ。 |
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