寿司ツアー・・・  の巻

職場の精鋭(?)たちが集められた。
そして、隠密裏にあるツアーが計画された・・・
脅威の寿司ツアーが。

  

(前編)
 る人の一言から、発足された選伐隊(全6人)。
そして、練りに練った「寿司ツアー」に今日出発する。
少し離れている事もあり、電車とタクシーを乗りこなして行く事になった。

午後5時30分駅集合。

それが、最終的に言い渡された指令だった。

私の頭は、もう朝から寿司の事で一杯になっていた。
午後4時の時点で、職場を離脱。一足先に家に帰り、出発の支度をする。
これから、始まるであろうツアーの為に。

駅で、みんなが集まると、すでに前祝いとばかりにビールを買って来る。
周りは下校中の高校生の群れ。

きっと彼らの目には

「おっさん達、働きなよ。」

とか

「競馬帰りですか?」

とか

「あぁーはなりたくない。」

とか!!

様々な風に映っていただろう。
だが、そんな事は関係なのだ!!-

しかも、すきっ腹にビールを流し込んだらどうなるか・・・・
少しの量で、ほろ酔い気分。電車に揺られて、またほろ酔い。

田舎では、電車なんて滅多な事では乗らない。
ちょっとした旅行気分、ちょっと有頂天なのだ。

そんな中、最年長(隊長としておこう)が言った。

隊長「店は8時までしか開いてないから、まぁ、あんまり食べれないだろう。
    帰りに居酒屋でも寄って帰ろうか。」

もうすでに、二次会の心配。んー 流石は酒豪。

確かに、店は8時までしか開いてない。
しかも、その店に到着し、戦闘開始は6時半あたりだろう。

1時間半

これが我々に与えられた戦闘時間なのだ。

電車が目的地に着き、そして、待ち構えていたタクシーに乗りこみ、戦場へと向かう。

場所は海の前にあるらしい。知る人ぞ知る隠れ家的店。
海水浴場の前だと言うのに、隠れ家的なのか?? 実に怪しいものだ。

タクシーは、海岸沿いをズンズンと進んで行く。

ズンズンズンズン・・・・

そして、車が止まった・・・・  
で、どこが店よ?

企画「ここだよ。」
全員「へっ?」(・_・?)

なんとも、寿司屋とは似ても似つかぬ店構え。



しかし、そのバックには、瀬戸内の海が静かに小波を繰り返していてるし、
ロケーションは最高である。(店以外は)

店は小汚いが・・・・でも、これでも、随分と綺麗になったそうだ。綺麗にねぇ・・・・

   


後編へつづく
後編へ

        




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