科学の色>レンズの謎
25cm
「テレビは3m離れて観るように!」、「本は30cm離して読め!」
小さい頃、視力を低下させないようにとよく言われた。テレビから3mの所にラインを入れたり、30cmのものさしを顔と本の間に入れたりもした。(*^_^*)
そのおかげかTAKAは、未だにメガネのお世話にはなっていない(もっとも、免許の更新時はいつもすれすれで、野生の感だけが頼り・・)。
さて、物の大きさは対象物との比較すなわちものさし等で測ることができるが、目で見える物の大きさは、言うまでもなく目からの距離によって変化する。 距離が2倍になれば大きさは半分に、距離が半分になれば大きさは2倍になる。(すなわち距離と大きさは反比例の関係)
前回の@式とA式からaを消去すると、
レンズが決まれば焦点距離fは定数となるので、レンズの倍率mは、レンズと虚像との距離bで決まる。 ここで25cm(0.25m)が登場する。25〜30cmのとき、本を読んだり物を観察したりしやすい。
実は、レンズの倍率mは、b=0.25(=25cm)として定義されている。例えば、焦点距離fが0.25mであれば、
倍率m=0.25/0.25+1=2
焦点距離fが0.10mであれば、
倍率m=0.25/0.10+1=3.5
となる。焦点距離は、太陽光が一点に集まる距離で測ってください。(2006/4/9、TAKA)
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