科学の色>レンズの謎
ディオプターD
レンズの計算は、分数が多い。さらに、焦点距離が1未満の場合が多いので、レンズの倍率の計算はやっかいである。そこでディオプター(D)が使用されている。
ディオプターは、焦点距離の逆数(焦点距離の単位はm)で定義され、レンズのパワーを数値で表している。
D=1/f ・・・(5)
レンズの倍率mの式 m=b/f+1 に、b=0.25と(5)式を代入すると、
m=D/4+1 ・・・(6)
と、シンプルでよくお目にかかる式となる。 (式(6)は、理由はよくわからないが、低倍率のレンズでは m=D/4+1 、高倍率のレンズでは m=D/4)
レンズの倍率m、焦点距離f、ディオプターDの関係を次の表で示す。
ディオプターD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 焦点距離[m] 1.00 0.50 0.33 0.25 0.20 0.17 0.14 0.125 0.11 0.10 倍率 1.3 1.5 1.8 2.0 2.3 2.5 2.8 3.0 3.3 3.5 (2006/4/16、TAKA)
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