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麦秋至

麦畑  「二毛作」と言う言葉を聞いたのは遙か昔のこと。稲作の裏作で冬季麦も栽培していたが、手間がかかるの割に儲からないためか、いつの間にか麦畑は見なくなったような・・・気がしていた・・・。

 最近少しずつ麦畑が復活の兆し?と感じていたら、今年一気に爆発!! そこらい中に麦畑が・・・。5月末、収穫期を迎え、あちこちの麦畑は黄金色に輝いている(*^_^*)


 県内の小麦生産量は、いつ頃から減少したのか、さらに本当に近年増加しているのか、調査考察してみた。またASW(Australia Standard White、オーストラリアで生産される麺用の小麦)とさぬきの夢(讃岐うどん専用の小麦)のシェア争いについても調べてみたい。


香川県小麦生産量


 K川県の小麦生産量の推移(データは「さぬきの夢物語」http://www.pref.kagawa.jp/menpaku/03_ayumi、香川県農政水産部農業生産流通課)をグラフ化し、期〜期と分類、整理した。

黄金時代 S26〜S41 平均生産量30万t、作付面積1万ha。S42頃から数年で作付面積は激減。
S38は、大干ばつの影響。この年の不作が、ASWの侵略のきっかけとなった?
低迷期 S45〜S57 作付面積は、黄金時代の1/20(1万ha→500ha)。生産量も、千t程度と低迷。
「麦の安楽死」と呼ばれる。
小康状態期 S58〜H5 国・県・農業団体等が麦作振興の各種施策や推進運動を展開。
奨励金の交付等により麦作の収益性が向上が影響か。
さぬきの夢期 H6〜 作付面積1500ha、生産量5000t程度。
さぬきの夢2000(平成12年9月に品種登録)、さぬきの夢2009(平成21年11月に品種登録)



 去年、今年の麦作付面積のデータは見つからなかったが、それまでの1500haの数倍に増加したような気がする。ひょっとしたら新たな補助金・奨励金が出たのかもしれない。

 タイトル「麦秋至」(むぎのときいたる)は、七十二候小満末候、5/31から6/5。

(2017/5/28、TAKA)

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