自然の色

カラフル芋虫(3)

 これ以上シンジュサンが増えると、やばいのでは・・・。 幼虫が小さいうちは、葉っぱを食べる量は知れているが、親指ほどに成長すると半端でない。シャリシャリと音が聞こえてきそうで、手榴弾型のウンチも毒草丸に近づく。

 このペースで増えれば、クロガネモチが枯れる・・・かも・・・。すいません、シンジュサンファンの方。傍観者でいたかったのですが、クロガネモチが枯れるとシンジュサンも危ないので、200匹近くの幼虫を調整しましたm(_ _)m


シンジュサンの卵、3回分? 大量の生まれたての幼虫 カラフルフルな幼虫、異常発生
シンジュサンの卵、3回分? 大量の生まれたての幼虫 カラフルフルな幼虫、異常発生


丸裸のクロガネモチ できたての繭 数日後の繭
丸裸のクロガネモチ できたての繭(おまけ) 数日後の繭


 それでも恐れていたことは、起こってしまった。場所は体育教官室の西。植えてもいない実生の3m程度のクロガネモチの樹。 発見した7月中旬はすでに手遅れ。葉っぱがほとんど食べ尽くされているのに、幼虫が60〜70匹いる。脱出を試み、幹から地面に向かっているやつ、戻ってくるやつ・・・

 翌日、確認に行くと、地面のあちこちに虫の息のシンジュサンの幼虫が転がっている。丸裸のクロガネモチは、よく見ると新芽が出てきている。クロガネモチの負けるが勝ちだ。

 シンジュサンの異常発生によって全滅するのは、クロガネモチではなくシンジュサンだったのだ。ダイナミックな自然の営みをかいま見たような気がした。

 翌日、その場所に行って唖然とした。な、な、なんとクロガネモチの樹は根元から伐採されていた。哀れ実生の樹、剪定・管理からきっと外れていたのでは・・・。

(2011/7/31、TAKA)

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ツマグロヒョウモン:(1)ヘビメタサナギ(2)赤黒やばい(>_<)
アゲハ:サナギは地味


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