自然の色

金宝樹

試験管ブラシ？！

　正門前に小さなお店がある。切手等郵便関係物とジュース等を売っている。

　小さな庭には、珍しい植物が所狭しと肩を並べている。ニオイイロバンマツリ、○○蘭、○○アジサイ、etc.（植物には疎いＴＡＫＡは、すぐ名前を忘れてしまう。）

　５月中旬、２ｍほどの樹に奇妙な赤い花が咲いた。ブラシ、まさに試験管ブラシそっくりである。




　昆虫や植物の名前を調べるのは、結構難しい。なんの種類かわからないときは、適当なキーワードで検索するも、まず見つからない。

　ひとまず、「試験管ブラシ」「樹」「赤い花」でgoogle検索。
　うわ〜！一発でヒット！

　キンポウジュ(金宝樹)、フトモモ科カリステモン属とある。原産地はオーストラリア。別名がなんと「ブラッシノキ」(^_^)v

　花びらは見あたらず、赤い雄しべが長く突き出てブラシ状になっている。花全体の印象は赤いが、雄しべ先端の黄金の花粉が金宝樹の名の由来と思われる。

　上右写真をよく見ると、毛先がほんの少し飛び出し花粉の付いていない雌しべが見える。

　お店の方によると、２０ｃｍ程度の花の付け根側に去年、さらに一昨年の花の痕があり、一昨年分からは種が穫れるとのこと。植えるスペースがないので、切り花を頂き、職員室に飾った。

（2007/5/27、TAKA）

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