自然の色>無限の地平線
(5)水平線の向こう
O串半島からA石海峡大橋が見えるという。距離はなんと80km、水平線の向こうに大橋の上部が見えるらしい。にわかに信じがたいので、現場に行って確認してみた。
2019年1月21日、満月と言うよりスーパー満月らしい。夕方O串半島の展望台(標高110m)に行くと、すでに二人のカメラマンが大砲(超望遠レンズ)をセットしていた。満月と大橋を撮るとのことであるが、月は出ていないし、大橋が見つからないようだ。
水平線の上部をピントを無限付近にして、0.1mmずつ水平に移動させ探すのだが、これが見つからない。船や街の明かりは見えピントも合わせられるが、見えないものにピントを合わすことは困難(と言うより不可能!)。
目をこらして探した。水平線と言うが、そこは線ではなくぼんやりしている。らしきところを何度も何度も・・・。だんだん暗く・・・。いつの間にか、月が出ていた。赤い月だ。
月にピントを合わせ、何とか大橋も発見!ライブビューで先達カメラマンに見せると TAKAのカメラ「OM-D E-M1 MarkII」の性能にしきりに感心していた。TAKAのテクニックであるのに・・・。
翌22日、この日が大橋と月が重なる本番。マスターが声をかけたようで、昨日より人数が多い。なかなか大橋を捉えることができない。コンパスを手にしたマスターが最初にロックオン、続いてもう一人・・・。5分・・・、10分・・・捉えることができない。マスターのカメラを覗き周辺の様子を確認し、再度トライ。15分・・・、どうも昨日のはフロックだったようだ(汗)
月が出て、ピントを合わせているうちに、月は大橋のはるか上に・・・。
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O串半島とA石海峡大橋の距離:約80q
標高110mから見える水平線までの距離:37.5q
※ X2 = 2rh
X:水平線までの距離)
r:地球の半径
h:視点の高さ(標高)(2019/1/30、TAKA)
無限の地平線:(1)ゆこう 無限の地平線|(2)地平線までの距離|(3)背伸びしたって|(4)日本の地平線|(5)水平線の向こう
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