シャボン玉>カメレオン現象
2回も?!
思いの外、安定しない。というより再現性に乏しい。早く割れてしまう、乱れた模様が流れる、突然色の変化が始まる、膜がフラットにならない等々・・・
などが考えられる。
- 安定しない原因としては、
- (1)Oリングの置き方(時間を要したり、斜めになることもある)
- (2)スポイト(落下させる滴の大きさ、落ちるまでの時間)
- (3)再実験時での使用器具の洗浄や乾燥(水がかなり影響する)
- (4)洗剤を落とす高さ・場所
(1)〜(3)は、特訓と細心の注意により、かなり改善した。
- (2)のスポイトについて(右の写真)
- 最初は駒込ピペットで滴下していたが、長細いので扱いにくい
- 携帯用醤油差しは、扱いやすいが、1滴の大きさが大きすぎる
- 注射器は、滴の大きさはよいが、ピストンが摩擦のためかコントロールしにくい
- 携帯用の醤油差しの先を細く細工(加熱してピンセットで引っ張った)したものが調子がいい
(4)は、落とす場所としてセンター、端っこ、センターと端っこの中間、落とす高さも高め、中間、低めと試みたが、シャボン膜を通過したり、弾んだりとこれまたいろいろでベストポジションの確認ができない。
上の連続写真は、カメラ:CASIO EX-FH100、絞り10.5、シャッター速度1/60、ISO100、5fps(1秒間に5コマ)で撮影。シャボン膜のセンターがフラットにならず膨らんでいる。
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シャボン膜薄化の原理について
シャボン膜の色は、膜の厚みにより決まる。シャボン膜内の水(洗剤溶液)が、壁の方に排液されれば均一に薄化されると思われる。
さて問題は、薄化の原因。分子間力、毛細管現象、大気圧、重力、表面張力等が候補だがうまく説明できない。
実は、なかなか洗剤が滴下できない(タイミングが遅れる、2滴以上落とす)なか、偶然というか冗談というか1度カメレオンが現れ黄金色で終了しかかった後再度洗剤を滴下した。 意味がないはず、排液により薄化しているのだから、割れる寸前のはず。ところがナント2回目のカメレオンが出現!!
是非、やってみてください。めちゃおもしろいですよ。できれば原理も考えてみてください。2回目とプラトー境界がヒントです。(2012/12/4、TAKA)
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虹色に輝くシャボン玉|
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