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全商連ニュースもよろしく

NO.14  6/26
「入ってよかった」民商共済会にとどけられる喜びの声の数々!

 大工さんに入院見舞金をお届けすると「36万円ももろてすまんな。大ケガしてもうてリハビリにはげんどる。はよう仕事に復帰したいわ」
 「ワシの不注意でみんなみ迷惑かけてしもおて」仕出屋さんは目に涙をためて「おおきに、おおきに」と言いながら火災見舞金10万円を受け取りました。
 若い漁師さんは、「へーお祝いくれるんな。もう1回結婚しようか」冗談をとばしながら2万円の結婚祝金は奥さんには内緒に。「今度は出産祝金やな〜」
 75歳になったソーメン屋さんに長寿祝金5万円をお届けした後日、寄ってみると「あの祝金で女房と温泉旅行に行ったで。もうひとふんばりガンバルワ」

会費は月1000円、入院見舞金は1日3000円
会員と配偶者は、年齢・健康状態にかかわりなく加入できますヨ!


助け合いの輪=民商・全商連共済会が大注目。1951年(昭和26年)の全商連発足当時から、民商に仲間どうし助け合う気風が生まれ、互助的な制度を創設。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」の民商の理念は、全商連共済会へと発展しました。全国で40万人、香川県連で5000人、小豆島民商で357人の会員や家族が加入しています。
 あなたも全国の仲間の助け合いの輪に入りませんか。加入者がふえると内容もより充実。最初500円だった入院見舞金が3000に拡充。詳しくは民商へどうぞ!

年利4000%の超高利、執拗・苛酷な取り立て、「ヤミ金」に手を出すな!

 Aさんが、思いつめた蒼白な顔で民商があくのを待ちかねたように駆け込んで来たのはどんよりした曇空の朝。事情をきくと、わずか1か月で40社から借金。
 急速に広まるヤミ金被害。最大の問題は、小額の金銭を1週間〜10日の短期のサイクルで超高金利で貸し付けること。生活や仕事を破壊する恐怖の取り立て。
 直ちに法的な対応が必要です。@過払いの場合⇒ヤミ金は出資法に違反する貸し付けで不法だから、過払金返還請求書と計算書を送付する。A過払いになっていない場合⇒「元金との差額分を支払うが、その余の返済はしない」の文章を送付。
 訴訟の提起、刑事告訴・告発も。毅然とした態度でがんばりぬき、根くらべ。
NO.13  6/18
介護保険の「要介護認定者」は、「障害者控除」が引け、最高10万円の減税に

 本人や扶養家族に、65歳以上の介護保険の要介護認定を受けている人が場合、障害者手帳を持っていなくても、障害者控除や特別障害者控除が引けます。
 要介護1〜3の人は、障害者控除(所得税27万円・住民税26万円)が引けます。要介護4〜5の人は、特別障害者控除(所得税40万円・住民税30万円)が引けるとともに、扶養控除が35万円多く引けます。
 村上ひさみ町会議員が税務課長に質問したところ「小豆郡で要介護者として認定された人は障害者控除等を受けられます」と回答。厚生労働省と国税庁も確認。

寝たきりの母親の介護に心くだくAさん、所得税72300円を還付させる!

 Aさんから「ミニニュース見たけど、母親が介護5なんや」との電話。
 土庄税務署長に『所得税の更正の請求書』と『介護保険の要介護認定・要支援認定結果通知書』を提出。『認定結果通知書』には、町長が要介護5と明記。
 かなりたって、税務署員が事情を聞きに来訪。Aさんが「おばあちゃんの様子見てみる?会ってみるんな?」 署員は、手をふりながら「いえいえ結構です。よくわかりました。スンマセン」
 まもなく、税務署長より『所得税の更正通知書』が送付され税額が減少。「出してよかったわ。介護は大変や穏やかで幸せな老後が願い」とAさんしみじみ。
 推計によると、住民税も25000円ぐらい税額更正されるはず。

母親の介護に尽くすBさん、Aさんに続けと請求、所得税が45700円減税!

 「ミニニュース見た。手続きどなんしたらえんな?」とBさんが来所。事務局員の援助をうけながら、『所得税の更正の請求書』を作成。要介護5と明記された『介護保険証』のコピーを添付して提出。
 税務署員が自宅を訪問し、「今年はこれで通します。来年は役場で『障害者控除対象者認定書』をもらって付けてください」 住民税の減税も楽しみ。
 「出してみるもんやナ〜。ありがとうございます」とBさんニッコリ。
 これらの成果を聞いたCさん、「ワシも早よう出すわ」と準備中。
 民商や日本共産党などの運動で実現した制度。みんなで広く知らせてドンドン活用を。日々の介護の苦労に報いるため。そして豊かな介護保険制度の構築を!

NO.19  8/6
大阪のド根性あきんど来島 「不景気ふっとばせ!」で意気投合!★

 7月27日から28日、大阪商工団体連合会・和泉高石民主商工会の長橋会長ら13人の会員さんが、小豆島民主商工会の活動に学び交流したいと来訪。27日の夜は懇親会、28日の午前は交流会で、お互いの活動を学び合いました。
 和泉高石民商からは「あきない・夢・発信」をテーマに開催された『商工フェア』の報告がいきいきとされ、大企業ではマネのできない、あったかい、街の中小業者の共同の心意気が伝わってきました。
 不況で苦しいが、地域に元気を沸きたたせるために、4000人が集まった『民商まつり』に力をいれた会員さんの奮戦ぶりがユーモラスに話され、爆笑と感動。

新分野の開拓に挑戦する小豆島民商を語る

 小豆島からは柴田会長ら6人の役員が懇親会や交流会に参加。3年目を迎えた『島の日曜市』のねばり強いとりくみが定着し、地域の一角に、にぎわいといやしの心あふれる懐かしい風景が現れていると発言。
 4年にわたる研究のすえ共同開発した画期的な冷凍そうめん。丹精こめた手作りの炭火焼き豚の逸品。これらが今、島から全国へ羽ばたこうとしている痛快な話。
 お年寄りが豊かに暮らせるバリアフリーの島をめざす『介護ワンストップネットワークぐるーぷ』の模索。高利と多重債務の地獄からおさらばし、人間の尊厳の回復とくらし・経営の再建を求める『かんかけの会』の奮闘と実績に感動が。
 楽しいパソコン教室やパソコン簿記学校にも興味がもたれました。

注目され関心よぶ小豆島民商の活動に、確信と誇りを持って進もう!

 昨年12月には香商連によって「小豆島民商の元気を学ぶ交流会」が企画され、四国の多くの民商から役員さんらが訪れ、親しく交流しました。
 業者運動の先進地、大阪の民商から交流の申し入れ。小豆島民商の活動が新聞やビデオ、各種の全国集会などでっ紹介された結果でしょう。この評価を励みにして「笑顔で商売、民商と好きな商売つづけよう」を合言葉に共にがんばろう!

夕涼み市  ☆★☆心づくしのもてなしのスポットを創出☆★☆

真夏の夕べと裸電球。生ビール、焼きそばフランクフルト、かき氷、おでん・・・2歳のタクム君は金魚すくい、ヨーヨーつりに大喜び。ジュース・スイカなどの接待ありがとう。
NO.20  8/22

  婦人部が 「夏休み親子体験教室」 を開く

親子で楽しく手打ちうどんづくり 「ワーお母さん、できたよ!」

 長くつづいた夏の暑さも一段落した8月21日、朝10時に、池田町イマージュセンターに集合したお母さん5人と子供たち4人。 
 鰍ィおみねの社長の大峯さんの指導で、うどんづくりが始まりました。
 まず水に塩をとかし、中力粉に水を注ぎ手でまぜて、一つにまとめて袋に入れ寝かせます。
 平たくしたり、たたんだり、鏡餅のように丸くしたりして、また寝かせ、生地をつくったら、麺棒でのばします。麺棒に巻きつけながら、3ミリの厚さになるまでのばすのは難しかったけど、みんな粉だらけになりながらがんばりました。
 麺を切るのがまたタイヘン。「太いよ」「細いよ」といいながら切って出来上がり。ゆでたら、みんなでニコニコ試食。
 子供たちは声をそろえて「おいし〜い」。お母さんたちも「こんなにおいしくできるなんて!」と感激の声しきり。
 家族にも食べさせたいと、晩ご飯も手打ちうどんになった家もありました。

青々と波打つ千枚田(せんまいだ)の里で、親子で汗かいて麦茶づくり

 昼からは池田町中山に移動して、大峯農産(代表・大峯正敏さん)のおばあさんの指導で麦茶づくりです。
 子供たちは、はじめて見るホウロクとハダカ麦に興味津々!火にかけたホウロクが熱くなって、麦がパチパチとはぜだしたら、大きなしゃもじで焦げないようにかき混ぜます。
 最初は喜んで混ぜていた子供たちですが、そのうち「熱い〜」と、お母さんと交代。何度も交代しながら一時間。香ばしいかおりがあたりに漂い、やっと完成。
 おばあさんがふるまってくれた、ハダカ麦で丹精こめてつくった冷たい麦茶のおいしかったこと!みんなで作った麦茶をいただき、親子ともども大喜び。
 手打ちうどんと手作りの麦茶。心をこめてモノづくりに励む大人たちの姿。夏休みの好奇心いっぱいの新鮮な体験。子供たちがチョット成長したみたい!?

 指導してくださった、おふたりの大峯さん、ありがとうございました。
NO.21  8/29

「景気が悪うて、資金ぐりがしんどいわ」 県の小規模企業特別融資で一息つく

 深刻な建設不況。在来工法による建築が減少し、受注減に拍車がかかる。Aさんも例外ではなく、この5年間は売上が低迷。
 いつも大声でしゃべるAさんも、つい声に元気がなく顔色もさえません。「材料やに支払いがたまっとる。原わな仕入れができん。こんなご時世で誰も保証人になってくれへん」
 県の小規模企業特別融資(無担保・無保証人融資)を申し込み。県の中小企業指導室の女性担当者がAさんの工場を訪れ、親切に面接。はじめ緊張ぎみのAサンのジョークがとびだすほどリラックス。260万円の融資が決まりホッと一息。
 この制度融資は、民商の全国的な運動と日本共産党県会議員団の奮闘で前川革新県政の誕生とともに創設されたもの。
 まだまだ知らない人も多く、融資枠が消化されていません。県の担当者は融資に前向きで、積極的な利用を呼びかけています。みんなが力を合わせて作った制度をおおいに商売に役立てよう!

「ヤミ金」が小豆島にも上陸! 「かんかけの会」と共にたたかえば必ず勝つ!

 暗いトンネルを走る不況列車。明かりが見えない中、出資法の金利規制(金利が年29.2%を超えると、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、またはこれらが併科される)に違反する超高金利で貸し付けをおこなうヤミ金が激増。小豆島の中小業者や住民にも魔の手が。
 ヤミ金融のターゲットは、経営難・資金難で苦しんでいる中小零細業者やサラ金・クレジットなどから多額の借金をかかえ返済難におちいった多重債務者。
 10日で5割、10割と出資法違反の異常な高金利と、親族や職場にまで土足で踏みこんでくる違法で暴力的な取り立てのヤミ金融。
 高利・多重債務被害者の会「かんかけの会」にもヤミ金被害の相談がもちこまれ、仲間とともに法律を駆使してたたかい、お金を取り戻しています。苦悩している人に声をかけよう! 全国で開発されたノウハウで必ず解決するよ!☆

●かんかけの会⇒毎週木曜日 よる7時半より民商で
NO.22  9/5

「見ななんだら、さびしい。商工新聞また入れて!」 読者、会員迎える

 景気の低迷が長びく中、島の業者は何とかくらしと経営を維持しようと必死です。売上不振や資金ぐり難、高齢や病苦など、奮戦のかいなく廃業していく人があとを絶ちません。
 「みんなで力を合わせ、好きな商売つづけよう!」民商のよびかけと励ましに希望と期待を寄せて入会する業者さんも相次いでいます。
◇「年金利40%の商工ファンドに5年間金利を払い続けたが、元金は一円も減らず、もう限界!東京のヤミ金融にも借金した。助けてほしい」
◇「取引先の破たんで連鎖倒産にまきこまれた。再建をめざしてがんばり、売上も着実に伸びている。民商でパソコン簿記ならい、自分で記帳したい」
◇「草の香り、土の匂いが大好き。農業をなんとか守っていきたい。工夫をこらした自然の農産品にも力を入れている。民商にはいろんな面で相談したい」
◇年をとったし、不況やし、たいした商売してへんので商工新聞やめたけど、見ななんだら、やっぱりさびしいわ。また入れて!」
                   (電話を受けた事務局員、胸がジ〜ンと熱く・・・)

パソコンに興味ある人おいでま〜せ☆ パソコン教室 三期生募集中!

 『パソコン教室初心者コース』の二期生が、6回の講習を終え卒業しました。パソコン大好き人間の集まりで、笑い声が絶えず和気あいあいとした雰囲気。お互いに、教えたり教えられたりの連帯感がありました。
 「遊び心でパソコンにさわっって、おもしろかった」「さっそく商売に使ってみよう」との声も。
 卒業生のみなさん、ご苦労様!毎日少しずつパソコンに慣れ親しんでください。
 さて、三期生を募集します。ふるって、心かろやかに応募してくださいネ!

島の日曜市   おととし4月に始め9月で30回目の手づくりの朝市
                  15日(日)9時から11時半池田町イマージュセンター
NO.23  9/13

力を合わせて作らせた『特別小口保険融資』を利用しよう!

 以前から3町にあった『小口融資』は、連帯保証人が2人も必要なため、商工観光課の課長が、「申し込みがない。なんとか利用してもらう手立てはないものか?」と頭をかかえていました。
 「担保も保証人もいらない融資制度をつくってほしい」という中小業者の願いを受けとめ、民商が長年にわたって署名や3町との交渉など運動を展開。
 池田町の村上ひさみ議員が議会で取り上げ、中小業者の困難を打開するため新制度の創設を訴えました。
 こうして、3町でははじめて池田町に、担保も保証人もいらない『特別小口保険融資』が実現。まもなくペンキ屋さんが申し込み、融資獲得第一号に。
 その後、内海町、土庄町にも相次いで創設。最近会員さんが土庄町に申し込みましたが、利用者がまだまだ少ないのが実情。みんなの運動で実現した制度を、おおいに利用しよう。希望者は民商へ問い合わせを。

 【特別小口保険融資(無担保・無保証人融資制度)】のあらまし
◎限度額350万円 ◎返済期間60ヶ月 ◎年利2% ◎保証料0.66%
◆香川県信用保証協会に保証残がない人

     「助かってます! 県の『小規模企業特別融資』さん」

 無担保・無保証人融資の通称でおなじみのこの制度をつくるため、県下の民商の会員さんはずいぶん長い間、苦労を重ねてきました。
 香川大学の学長をされていた前川忠夫さんが、県知事選に立候補するとき「知事になったあかつきには、この融資制度を創設します」との政策協定をむすんで約束。前川さんは見事当選して、この制度がついでにできました。日本共産党県会議員団の活躍もありました。
 その後も、民商の全県的な運動によって内容も改善され現在に至っています。この融資を担当する中小企業指導室の担当者も、中小業者の資金ぐりの窮状をよく理解しており、前向きに対応しています。この数ヶ月は、毎月10人ぐらいの申し込みがあるそうです。小豆島民商へも相談者が訪れ、がんばって融資を獲得しています。
◇限度額 550万円 ◇返済期間 48ヶ月  ※くわしくは民商へ
NO.24 10/24

「資金ぐりが苦しく融資うけたい」 しかし難題が・・・!
 民商事務所の階段を音もなくソッと上がってきた建設業者のFさん。心なしかホオの肉が少し落ちている。
 いつも大きな声のFさんが、トーンダウンして「仕事が減ってしもうた、ウチだけでないけど。長びく建設不況とプレハブメーカーの進出の影響が大きい。材料屋から催促されとる。融資を受けたい」
 さいわい土庄町の中小企業小口融資を20年前から利用し、5回目の融資を先月完済したばかり。一度も遅れず返済してきた実績があるので、6回目を申し込むことに。
 わりと楽観していたFさんに難関が立ちはだかる。連帯保証人に誰もなってくれないのだ。好況の時には気軽になってくれた人も、この不景気にしりごみ。
 この融資制度は、土庄町に2年以上住んでいる人を2人も保証人に要求する、時代遅れのシロモノ! サー、Fさん頭をかかえた。

やったぞ!特別小口保険融資(無担保・無保証人融資) 獲得第1号だ☆
 簡単に借りれると思っていた長く慣れ親しんだ融資制度。「このご時世に、土庄町内で、保証人2人つけてくれというのは酷や。本当に腹たつわ!」
 怒るFさんの曇った顔が輝いたのは、「土庄町に担保も保証人もいらん融資制度ができとんや。いろいろ条件があって、今まで借りた人は1人もおらん。これに挑戦してみるんな?」という役員さんの言葉。
 元気をとりもどしたFさんは、援助を受けながら申込書を作成、添付書類とともに土庄町商工観光課へ提出。
 1ヵ月ほどして200万円の融資が実現し、Fさんはこの制度融資一番乗りの栄誉?を獲得! Fさん、「よかったわ〜、お酒ヒカエヨッ」

信用保証会の保証を受けてる人も借りれるよう 制度の改善を!!
 民商の息の長い運動に、商工業の衰退に危機感をいだいた当局がこたえて創設された制度。しかし、香川県信用保証協会に保証残がある人は利用できない。この制度をとっぱらって多くの人が親しみやすい制度への改善運動にとりくもう!
NO.26 11/7

過払い返還の本人訴訟で280万円とり戻す!
 Kさんが8月29日、商工ローンの潟jッシン(本社=松山市)を相手どって290万円の過払い金返還(不当利得金返還請求)の訴訟を提起。
 11月7日、高松地方裁判所で公判が開かれ、被告のニッシンが「原告の請求を認め、和解による円満解決を希望する」と述べ、11月29日までに280万円が返還されることになりました。

  公判で堂々と主張! その応酬の一部を再現すると・・・
裁判長  「被告が和解を希望しています。多少の減額は受け入れますか?」
Kさん   「訴状に書いてあるとおり290万円を請求します!」
裁判長  「Kさん、この事件の場合、判決で決着つけると時間がかかります。減額して和解したほ       うがメリットありますよ」
       「ニッシンさん、いくらまけてもらいたいですか?」
ニッシン  「できるだけ多くまけてもらいたい」
Kさん   「では10万円まけて、280万円でどうですか?」
ニッシン  「いいです。280万円を11月の末に払います」
裁判長  「和解調書を受け取ったら、ただちに払ってください」
ニッシン  「わかりました。11月29日までに振込みます」
裁判長  「和解が成立しました。和解調書を作成します。ごくろうさまさした!」
K・ニッシン 「ありがとうございました」

かんかけの会に熱心に参加して勉強! 仲間からたたかう勇気と粘りもらう☆
 Kさんは、高利・多重債務被害者の会『かんかけの会』の谷久会長や会員が、商工ローンやサラ金から過払い金の返還を次々と勝ち取るたたかいを共にし、「よし、ワシもやるで!」と奮起。役員さんの援助を受けながら高松地裁に起訴。
 潟jッシンから平成3年に250万円借り、年利31.4%で毎月10万円余を払い続けて、平成9年に完済。「完済して5年もたつ。大丈夫やろか?」と心配しつつ、この間の取引を『利息制限法』の法廷年利15%で計算し直したところ、290万円もの過払いになっていることが判明・・・・Kさんは高松地裁の第8法廷から出たとき、思わず「ヨッシャ!」と握りこぶしでガッツポーズ。
NO.25 10/31

不況打開! 貸し渋り・貸しはがし許すな! 高利・商工ローン・ヤミ金根絶!

   香川県業者大会・各界一斉交渉を実施☆
 10月29日、高松市の香川県社会福祉総合センターにおいて、香川県第6回業者大会を決行、県下の民商から60人余の業者らが結集。
 小豆島民商からは4名が参加し、岡上宗一常任理事が、狂牛病被害の根本的な救済をもとめて実態報告と決意表明。
 大会終了後、交渉団を編成し各界いっせい交渉。交渉先は9か所=香川県商工労働部、香川県信用保証協会、国民生活金融公庫、香川県警察本部、高松地方裁判所、114銀行・高松信用金庫・香川銀行・香川県信用組合の各本店。切実で緊急な要求をあつめて、各機関と真剣な交渉を実施。(会員さんへの交渉成果の報告は、11月11日付けの『香川県連・民商だより』第158号でおこないます)

国民生活金融公庫と 経営改善のため 金融支援をもとめて交渉!
 国民生活金融公庫との交渉は、高松・坂出・小豆島の6名の民商会員らが担当し、公庫からは業務課長・融資第二課長ら4名の幹部職員が対応。
■交渉団は、つぎの6項目について公庫の見解をもとめました。@香川の経済と金融の現状認識。中小業者の発展の方途はどこにあるのか? A銀行の貸し渋り・貸しはがしの中で公庫が積極的な資金提供を。金利の引き下げと複数借り入れの一本化を。 B新規開業支援をおおいに行い日本経済の活性化を。 C高利の債務があるからといって門前払いしないように。高利からの借り換えや借入金の一本化にも対応を。 D面接に補佐人の同席を。 E融資を断る場合は、その具体的理由を明確に。
 交渉は緊張感の中にも、なごやかに進行し、具体的な要望も出されました。
■公庫の見解と発言の要旨はつぎのとおり。 ◇基本的には、お客さんの要望にそえるようにしている。 ◇創業支援は積極的にとりくんでいる。無担保・無保証人で550万円の新規開業融資を新設した。 ◇高利の債務があっても相談にのっている。計画性や返済能力を勘案して融資をした例もある。 ◇面接への同席はお断りしているが、その前後に聞くことはある。 ◇融資上の問題点は面接のときに説明している。説明不足の場合は課長としても対応する。

中小業者の元気は、まちの元気! 暖か〜い施策を☆
既報のとおり10月29日、第6回香川県業者大会と各界いっせい交渉を実施。交渉の中から今後に活用できる答弁や成果を紹介します。(詳細は「県連だより」)

わたしたちの運動で、県融資の「償還延長」と「元金返済猶予」が実現!☆
□県商工労働部
●県融資の2年以内の「償還延長」と、1年以内の「元金返済猶予」制度を創設。
  保証協会か銀行で審査に通れば適用される。ただ条件変更だから、銀行の評価が下
  がって「要注意先債権」になることも考えられる。あくまでも「する」でなく「できる」規定。
●県が「新規創業融資」で、信用保証協会にたいし、損失補てん実施。
●常用者の雇用をふやした企業にたいする融資制度を創設。
□信用保証協会
●零細企業の立場にたって、不況をのりきってもらうように努力している。条件変更や
  返済期限延長にも柔軟に応じているので、とにかく相談してください。
□国民生活金融公庫(国金)
●経済状況は大変。市中銀行の貸し渋りは承知しているので、できるかぎりの相談に
  のり、前向きに対応している。
●「新規開業融資」には力を入れている。550万円まで無担保・無保証人で貸す制度を
  親切したので利用してほしい。
●高利からの借り換えも絶対ダメではない。何件かの実績もあるので相談を。
●審査の結果でダメな場合、文書通知だけでなく、本人に説明したい。
□県警察本部
●ヤミ金の検挙もしているし、全署員に親切に対応するように再度徹底する。
□高松地方裁判所
●「特定調停」など対応を改善している。これからも意見は率直に言ってほしい。
●「債権・債務ゼロ」でなく、「債務ゼロ」の17条決定(職権での決定)出しだしている。
□114・香川銀行・高信・県信
●地域の業者とは運命共同体。可能な限り業者の立場で資金ぐり相談に応じる。
●税務調査では、預金者に連絡してから税務署に見せるようにしている。
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借金地獄から脱出し、くらしと経営に希望の光さす☆リフレッシュスタートだ!
 高利と多重債務にさいなまれる人が、暗夜の灯「かんかけの会」をもとめて毎週木曜日の夜に集う。貧しいながらも地道なくらしと好きな商売を立て直そうと、裁判所に「特定調停」を申し立てて仲間と共にがんばる。
「違法金利」の高利業者とたたかい、大きな成果をあげた最近の実例を紹介・・・

□Aさんの奮戦(女性
債権者   調停前の債務    調停の結果 備考
残債務額 毎月支払額 残債務額 毎月支払額   
ア○ス 50万円 25000円 0円 0円  
オ○コ 20万円 10000円 121000円 6000円  
○ 和 70万円 25000円 0円 0円  
武○士 50万円 25000円 426000円 10000円  
合 計 190万円 85000円 547000円 16000円  
                            (将来利息0%)

□Bさんの奮戦(男性)
債務者 調停前の債務 調停の結果 備考
残債務額 毎月支払額 残債務額 毎月支払額  
ア○フル 300万円 50000円 不調   訴訟
レ○ク 100万円 30000円 0円 0円  
武○士 100万円 30000円 102000円 3000円  
プ○ミス 50万円 15000円 205000円 5000円  
合 計 550万円 125000円 307000円 8000円  
                             (将来利息0%)

「特定調停」で借金は必ず劇的に減る!悩んでいる人に声かけて人助けを☆
 今回は、おふたりの奮闘の結果を紹介しました。ミニニュースでは、今までも勇気ある人々の高利業者との奮戦気をお知らせしてきました。
 県下で全国で、仲間たちが明るい明日をめざして粘り強いたたかいをすすめています。しかし、相談に来られる方はごく一部です。夜逃げ・一家離散や自殺も多発しています。
 どうか「かんかけの会」へ
NO.28 11/20

ゆたかで住みよい島づくりのため、住民とともに民商も前進しよう!☆

     小豆島民主商工会第31回定期総会開く
 12日6時半より鹿島荘で、代議員ら35人が出席し、議長に副会長の岡上高康さんが選出され、書記に常任理事の三宅久美子さんを任命。「役員もきびしい経営の中がんばっている。経営とくらしを守るため会員さんとともに奮闘したい」と柴田吉郎会長があいさつ。来賓の香川県商工団体連合会・矢野巌副会長は、「小泉改革で中小業者はつぶされている。経済政策の転換はまったなしだ。小豆島民商の元気はみんなを励ましている」と連帯のあいさつ。
 祝電とメッセージが披露された後、つぎの5人の役員さんらが活動報告しました。

「民商の元気は島の元気」島の活性化に
              ささやかながら確かな一歩しるした一年

@島ににぎわいと人々の心に癒しを求めて、34回目を迎える『島の日曜市』のとりくみ。(藤本清)
Aサラ金・商工ローン・ヤミ金融など高利多重債務の被害を解決し、経営とくらしの再建、人間の尊厳の回復をめざす『かんかけの会』のたたかい。(柴田吉郎)
Bパソコンで経営の改善と税務会計の合理化、生活に豊かさと楽しさを創出。『パソコン簿記学校』と『パソコン初心者教室』を定期的に開催。(植田須美子)
C貸し渋り、貸しはがしが横行する中、切実な金融要求にこたえて、制度融資の創設と改善運動、融資獲得に大きな成果。(村上洋)
D婦人部が“好きな商売を力あわせつづけたい”と『あきない交流会』を開催。『夏休み親子体験教室』で、手打ちうどんと麦茶づくりに汗をかく。(関正子)

要求を機敏にとりあげ、
      実現めざす旺盛な活動と大きく元気な民商づくりを!!

 岡上宗一常任理事から運動方針の提案。■経営力の向上と仕事おこし■「地域振興条例」をつくり島おこし■町単独の「かけこみ融資」■高利被害をなくしよう■小泉「税制改革」やるな■国保の減免■不良債権の早期最終処理やめよ■商工新聞読者500人・会員350人に(現勢→読者422人・会員326人)
 岡見恭一副会長が決算・予算の提案。監事の安本清さんが監査報告。新役員を選出して閉会。望年会で懇親を深め、『ケン&アキ』の懐かしい歌声に元気わく。」
NO.30 12/17

続々と、「特定調停」で借金が大幅減! サア!営業と生活やりなおすぞ☆
 経営不振、失業や病苦がきっかけでサラ金や商工ローンなど高利に走らざるをえなくなった人々。高利・多重債務被害者の会「かんかけの会」に集い、学習し先輩のアドバイスと励ましを受けて高利業者とたたかう。ねばり強くがんばり、営業と生活を再建する道に立った人々を「ミニニュースNo.28」に続いて紹介。

◇Cさんの奮闘記(自営業者)
債権者 調停前の債務 調停の結果
残債務額 毎月支払額 残債務額 毎月支払額
武○士 100万円 30000円 0円 0円
日○信販 145万円 50000円 181000円 35000円
ア○ム 45万円 15000円 360000円 11000円
ディ○ク 55万円 20000円 85000円 5000円
セ○ロ .20万円 10000円 200000円 4000円
ア○フル 90万円 30000円 700000円 12000円
プ○ム 30万円 12000円 299000円 6000円
合 計 485万円 167000円 1825000円 73000円
                                (一社以外将来利息0%)
◇Dさんの奮闘記(サラリーマン)
債権者 調停前の債務 調停の結果
残債務額 毎月の支払額 残債務額 毎月の支払額
ア△フル 99万円 39000円 745950円 13000円
武△士 74万円 26000円 635654円 10000円
サ△優 38万円 20000円 337106円 6000円
サ△ラ△フ 30万円 12000円 273683円 5500円
プ△△ス 9万円 5000円 63997円 2000円
第一△信販 9万円 5000円 70000円 2000円
レ△ス 9万円 5000円 77575円 3000円
プ△ム 32万円 16000円 272482円 5000円
ナ△ス 40万円 20000円 353755円 7000円
合 計 340万円 148000円 2830202円 53500円
                                  (将来利息0%)
NO.29 12/5