科学の色>テルミット反応
(5)なんと現役!
生徒も大好きな実験、テルミット反応。迫力もさることながら、酸化還元反応の見本のような実験である。還元されたることにより生じた小さな鉄が、磁石にカチッとくっつくのもいい。
このテルミット反応が、よもや日本で現役とは思いもしなかった。遠い昔、もしくは異国で電気が不自由で電気溶接ができないような場面で使用されていると信じていた。それが、なんと、日本の、それも東京の地下鉄工事で使用されているとのこと。
電車や汽車のレールは、真夏の高温膨張によるレールの変形を防ぐため、レールとレールのつなぎ目に隙間を空けている。若干乗り心地は悪くなるが、脱線するよりはましである。
地下鉄では、熱膨張が起こりにくいので、乗り心地を優先したロングレールが望ましい。そこで登場するのがテルミット溶接。複雑な設備を要しないので、現場(地下)で溶接が可能である。 無線シャッタを入手したので、久しぶりに撮影してみた。
- ◆1回目(上左写真)
- 三脚で固定、無線シャッタ
D7000、F値3,2、シャッター速度1/320、ISO125、露出補正+5
シャッター速度が速めなので、火花が静止気味。白飛びもあるので、F値を¥は大きく、シャッター速度は遅くしたい。
- ◆2回目(上右写真)
- 三脚で固定、無線シャッタ
D7000、F値4.0、シャッター速度1/200秒、ISO100、露出補正+5
撮影後、以前の条件と確認してビックリ、F値22.0、シャッター速度1/30秒の条件で撮影している。後チャンスは、金曜の1回!
今回のテルミット作戦には、フチ子さん(線香花火を持っています)も参戦している。探してみてね。(2016/7/11、TAKA)
テルミット反応(1)|(2)撮影に苦戦!|(3)撮影に成功!|不死鳥!現る?|(5)なんと現役!
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